「英語力レベルチェックテスト(無料)」を受けよう

こんにちは。英文系スタッフのnobiです。

第二言語習得論の分野で先駆的な仕事をしたKrashenという学者は、第二言語習得に関する仮説の一つとして「インプット仮説」を提唱しました。この仮説を簡単に言い表すと;

「学習者は、現在のレベルより少し難しめのインプットを与えられたときに進歩する」

となります。そして、この「少し難しめのインプット」をKrashenは「i+1」と表現しました。すなわち、簡単すぎる内容(i+0, i-1, i-2…)でもだめだし、難しすぎる内容(i+2, i+3…)でもだめだということです。

考えてみれば当たり前のことを言っているのですが、現実には、学習者にとっても教える側にとっても、この「i+1」を見極めるのが非常に難しい。裏返せば、学習者にとっての「i+1」がどのレベルなのかがわかれば、安心して勉強に取り組んでいくことができるということです。そしてこのことは、編入試験や大学院入試に向けての英語の勉強にも完全に当てはまります。

さて、中央ゼミナールでは「基礎レベル」から「難関大レベル」まで様々なレベルの英語の授業を設置しています。難関大を目指す学生さんにしばしば見受けられることですが、「自分は難関大を目指しているのだから、難関大レベルの英語をとらなければならない」と考えてしまいがちです。しかし、上記の「インプット仮説」からもわかるように、適切なレベルを選択することが効果的な学習をするためには必要です。自分に合ったレベルの授業を受講し、その課題を着実にこなしていくことが、効率良く英語力を上げていくことにつながるのです。

そのために中央ゼミナールでは英語力レベルチェックテストを行っています(詳しくはリンク先をご覧ください)。2/7~4/12までの毎週土・日曜日15:00から実施しています。受験料は無料ですし、事前の申し込みも必要ありません。自分のレベルを確認するために、ぜひ受験してください。

今週の土曜日(2/21)には、前回お知らせした大学編入・英文系説明会が行われます。ここでしっかり情報収集を行い、レベルチェックテストを受けて自分に必要な講座を見極め、万全の態勢で新年度を迎えましょう。