「研究テーマ」を決める

英文系スタッフのnobiです。
7月に入り、そろそろ志望理由書を書き始める時期になってきました。今回は志望理由書の「研究テーマ」を決める際のTipsについて書いてみようと思います。

※志望理由書の書き方については、歴史系指導スタッフsusac氏の投稿も参照してください。
https://www.chuo-seminar.ac.jp/blog/literature/?p=965

(1) 在籍している先生の研究分野を確認する
研究テーマを選ぶ際には、必ず「そのテーマを指導できる先生が、受験先の学部学科にいるか」を確認しましょう。どれだけ立派な志望理由書ができあがっても、そのテーマを指導できる先生がいなければ、書類あるいは面接ではねられてしまう可能性があります。志望理由書の作成には多大な労力をかけることになるので、まずはこの点を確認してから作成作業を始めましょう。
また、「研究テーマがなかなか決まらない」という人も、この点について情報収集してみることをおすすめします。受験先大学の先生方の研究分野をHPなどで閲覧するなかで、興味が持てるテーマに出会える可能性があります。

(2) これまでに受けた授業について思い出してみる
この作業をすることで、志望理由書の第一段落に書けるネタが見つかる可能性があります。もし研究テーマにつながる授業をすでに受講していたら、「1~2年次に受けた授業の中で興味のあるテーマに出会った。しかし、在籍大学ではそのテーマを専門的には学べない」というような方向で話を組み立てていくことができます。
また、そのような授業の資料には、具体的な事例が載っていたり、参考文献が紹介されていることもあるでしょう。それはそのまま、志望理由書のネタになることもありますし、面接対策のネタになる可能性もあります。

(3) ノートを作る
研究テーマがある程度決まったら、志望理由書(および面接対策)用にノートを作りましょう。志望理由書を書くためには本や論文を読んでいくことになります。その中で興味を持った点などを志望理由書の準備段階からメモを取るようにしておくとよいでしょう。
メモを取る際には「志望理由書に書くかどうか」の取捨選択作業をする必要はありません(これは志望理由書を実際に書き上げていくときにする作業です)。また、志望理由書には入らなかったメモ内容も、面接での応答に厚みや深みを与えることになるので、決して無駄にはなりません。