経済学部に数学は必要か
こんにちは。中央ゼミナールスタッフYです。
経済学部に入るにあたって、よく心配されるのが「数学ができないと無理なんでしょうか?」というもの。
結論からいうと、編入試験では必要とされることがあります。
マクロ経済学やミクロ経済学といった専門科目が課される場合、その考え方を理解するうえで必要になりますし、試験問題では計算問題が頻出の大学もあります。
ただし、数学といっても限られた部分です。
昨年の大阪大学のように「経済・経営に関する基礎的な問題」という名でまるっきり数学が出題されることもまれにあります(汗)。
小論文というかたちでの出題のため、ミクロ・マクロが必要ない大学もあります。
さらにいうと、経済学部に編入してからは数学を避けることができる。
経済学部出身の私ですが、大学3・4年で数学の知識を求められたことはほとんどありません。
なぜなら、経済学という学問はたしかにミクロやマクロが基礎にあるんですが、そればかりやっているわけではないからです。
経済史、経済思想、公共政策、財政、地域産業、企業論などのさまざまな応用分野が広がっています。
そのような分野は理論研究だけでなく、歴史研究、実証研究といったアプローチをとれるため、必ずしも数式を操って何かするというわけではないのですよ。
高校の数ⅡBで限界を感じた私でも卒業できました。
経済学=数学ができないと無理、といった誤解(アレルギー?)はぜひ解消してほしいなと思います。
とはいえ、編入試験においてある程度の数学が必要になるのは事実。
ということで、中ゼミでは今年度から「よくわかる経済数学入門」という講座を設けました。
総合生を対象に3回開講(4月26日土曜スタート)します。
数学からしばらく離れていた人には思い出してもらえるように、経済学部出身の方には復習・確認になるように、TH先生が厳選した経済数学をお送りします!
経済学部に興味はあるけど数学は苦手という方、あきらめないでくださいね!