一般入試と編入試験

こんにちは。中央ゼミナールのスタッフYです。
大学入試の季節ですね。
ふだんは編入対策をしているわけですが、一般入試をみてあらためて驚くのは、その受験科目の多さ。
国立狙いなら、センター試験で現代文・古文・漢文、英語・リスニング、数学1A2B、地歴公民、理科…加えて2次試験対策と、かなりのボリューム。
私立文系狙いであっても、微に入り細に入り暗記しなければなりません。
少子化が進んだせいもあり、大学は入りやすくなっているのは事実でしょうが(東大文一が足切り無しとのニュースがありましたね)、
行きたいところに行くための必要勉強量という点からみれば、減ってはいないでしょう。
さて、その一般入試と比べたとき編入試験の科目の少なさたるや。
経済・経営系の学部を有する大学で、科目数が多い試験実施校の一つが東北大学です。
その科目は、専門科目(近代経済学、マルクス経済学、経済史、数学、経営学、会計学から2科目選択)、
そして小論文、TOEICです。
実際、英語、近代経済学、マルクス経済学(もしくは経営学)の3つさえ勉強しておけば受験できてしまう。
そして、その3つができるようになれば、京都大学、名古屋大学、北海道大学などの旧帝はもとより、
早稲田、上智、中央、明治、法政などの都内人気私立も受けられます。
科目数が少なく狙いを定めて勉強できるので、大学一般入試では雲の上だった大学が、手の届くところに見えてくるのが編入のいいところです。
編入のもうひとついいところ。
中央ゼミナールに通学している学生さんは、多くが大学で単位を取りながら、編入の勉強をしています。
科目数が絞られているので、編入対策と大学の授業の両立ができるんですね。
取得した単位は、編入してもしなくても使えるものです。
もし仮面浪人して大学受験やり直そうとするなら、大学なんか通っている暇はありません。
だから受験が成功しても失敗しても、いったいその一年で得たものはなんだったのか、ということになりかねない。
いま入試に挑戦している人は、精一杯頑張ってくださいね。
でも万一、一般入試で希望のところに行けなくても、あきらめる必要はありません。
希望する大学が編入試験を実施している場合もあります。
浪人ではなく、編入という道もあることを知っておけば、若いうちの大事な一年を大切に過ごすことにつながります。
独自で編入試験の情報を集めるのは大変です。
中央ゼミナールのような編入専門の予備校を上手に利用してくださいね。

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