報われない努力はない

私は中ゼミの先生方のご指導のおかげで、編入試験で第一志望の法政大学に合格することができました。そのお礼の意味をこめて、これから編入試験に挑戦しようとしている方々に、私が送ってきた昨年の受験生活を紹介したいと思います。参考になれば幸いです。

私が編入試験を志したのは、大学1年の春でした。現役の時に受験に失敗した私は、センター利用で唯一受かった大学へ進学しました。そこに進学を決めた当時は、「希望学部ではないし、不本意ではあるけど、せっかく受かった大学だし、一生懸命頑張ろう」と決意し、地元から上京しました。しかし、いざ入学してみると、講義は学生の話声がうるさくたびたび中断されるし、周りの学生たちもあまり勉強に対してあまり積極的ではないしで、高校が割と進学校で、勉強熱心な環境にいた私としては、そのような状況は頭にきたし、物足りなく思いました。

また、やはりせっかく東京に出てきたし、かねてから興味のあった法律をとことん勉強したいと思うようにもなりました。初めての一人暮らしで不安な生活を送る中、「このままでいいのだろうか」と何度も思い、悩みました。そんなとき、母が編入のことを調べて、中ゼミを紹介してくれました。編入に対する気持ちが高まったものの、予備校に通うのはお金がかかるし、当時住んでいた場所は中ゼミまで片道1時間半もかかってしまうようなところだったので、私は中ゼミには行かず自力で勉強するつもりでいました。でも父は編入の募集が大体どこの大学も若干名しかとらないということなどから、編入自体に対して反対していて、「そんな針の穴に糸を通すような試験を受けたってしょうがない」とよく私に言っていました。しかし母の「この1年だけはお金のことは面倒見てあげるから、本当に後悔しないように頑張れ」という言葉に背中を押され、中ゼミの先生方とも相談して、夏期講習から中ゼミに通うようになり、編入試験に挑戦することにしました。

夏期講習で千頭和先生と出会い、私は英語をいかにいいかげんに読んでいたのか思い知らされました。それなりに勉強してきたつもりでしたが、全然身についていなかったんだなと痛感しました。千頭和先生に基礎を教えてもらってからは、ひたすら手を動かして和訳の練習をしました。私は英語がとにかく苦手だったので、空き時間や電車に乗っているとき(疲れて寝てしまうときも多かったですが)は単語帳をめくったり、参考書を読んだりしていました。小論文はいろいろな先生方に指導していただきました。日常においてあまり自分の書く文章を人に見てもらうという機会は少ないですが、中ゼミは添削が本当に丁寧で返却も早く、自分の書いたものを忘れないうちに見直しできるという点が良かったです。先生によっては優秀な回答を見本として印刷し、授業中みんなに配るというスタイルをとることもあったので、「見本になれるように頑張ろう」と思って、授業で配られる資料や小論のネタになる本を読みこみ、演習の時間は毎回頑張って書きました。文章を書くのが私は遅かったのですが、たくさんの演習のおかげで、1000字程度の文章を40分ほどで書けるようになりました。

秋に入ると、編入試験のピークで、試験を受けに行く人や、合格して中ゼミに来なくなる人が増え、教室がどんどん空いていきました。私も11月に1校受験しましたが失敗でした。「本命の法政に受かれればいい」とは思っていましたが、法政の試験まで2週間というところだったので、あせりましたし、学力が足りていないのではと不安でした。あの頃は本当に、疲れていても夜になると眠れなくなってしまって、精神的につらかったです。

秋期講習も終わり、法政の試験がとうとう明日に迫ったというあたりに、私は中ゼミの先生方に添削してもらった答案を受け取りに来ました。英語が1枚、小論が2枚だったのですが、なんとそれらの評価が私が今まで得たものの中で最高だったのです。特に英語はほぼ満点で、少し難しめの内容で自信がなかったのですが、千頭和先生の「よくできています! これだけできていれば大丈夫です」というメッセージを見て、私の中にあった不安がすーっと消えていくような感じがしました。小論も、赤田先生から「十分」というコメントが記されていました。それまでずっと、ポジティブでいなきゃと思っていても「落ちたらどうしよう」という不安の方が大きくて、自分でも落ち込んでいたのですが、答案のメッセージを見て、「もし受験に失敗しても、私の中には中ゼミで培った英語と小論の力が残るだろう。ここの先生方が十分といってくれているのだから、これで精いっぱい勝負しよう」と思い、翌日それらの答案をお守りとして試験場に持参し、試験に臨みました。正直、試験で英語はあまり出来がいいようには思えなかったのですが、それまでの人生で受けてきたどんな試験より、終わった後の充足感はありました。終わって初めて、試験勉強するってこういうことなんだな、としみじみ思いました。

合格発表を一人で家のパソコンで見て、自分の番号が真っ先に目に飛び込んできたときは、嬉しかったというより「嘘でしょ?」という気持ちの方が大きかったです。最初吹き出して、でも涙があふれてきて、震える手で泣きながら母に電話しました。母も泣いて喜んでくれました。父も仕事後電話をくれて、「おめでとう」と祝福してくれました。本当に行きたい大学に合格するってこんなに嬉しいものなんだなと、心から思いました。

私が今こうして第一志望の大学に通えるのも、丁寧な指導をしてくださった中ゼミの先生方と、私のことを最後まで信じてずっと応援してくれた家族がいたからです。本当に感謝しています。編入後は本当に楽しいです! みんなそれぞれの目標を持って日々勉強に励みながら、仲間と楽しい大学生活を送っています。新しく入ったサークルの人ともつながりができ、私もいろいろ教えてもらっているところです。今の自分や大学生活を変えたい、と思っている方がいたら、是非編入することをお勧めします。強い気持ちを持ち続けることができれば、報われない努力はありません。

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