授業以外のサポートの活用も

編入学試験を終えて、早いもので4ケ月以上の月日が経ちました。来月には立教大学への編入学を控えています。未だに自分が合格できたことに信じられない気持ちでいますが、こうして合格することができたのも中央ゼミナールのサポートがあったからこそだと改めて感じています。参考になるかどうかわかりませんが、これから編入学を目指される皆さんにとって、私の受験体験記が少しでもお役に立てれば幸いです。
 私は大学受験で思うような結果が出せず、女子大に通うことになりました。興味のある分野を専攻したつもりでしたが、実際に入学してみると自分の勉強したかったこととは違うことに気がつき、編入を決意しました。初めは建築に関心を持ったため、独学で建築系の2年次編入を受験しましたが、不合格でした。自分なりに懸命に勉強してきたつもりであった分、ショックは大きいものでした。編入はもうあきらめようと数ヶ月を過ごしたものの、中途半端な自分に嫌気がさし、編入学専門の予備校に通って今度こそはと、中央ゼミナールの門を叩きました。
 中央ゼミナールには4月から通い始めました。家族論や福祉にも関心を持っていたことから、社会学・学際系の大学を目指すことに決めましたが、建築系もあきらめきれず、6月に建築系の大学を1校、10月に社会学・学際系の大学を2校という受験スケジュールを作り、それにそって勉強をスタートさせました。6月までは、社会学・学際、建築の勉強に並行して大学の授業や課題と、予想以上にハードな毎日で、自分の立てた計画にずいぶん苦しめられました。
 なんとか時間をやりくりして6月の受験に臨みましたが、また不合格。英語は得意な方だと高をくくり、あまり英語に時間を割いていなかったことが原因でした。そのため、夏休みに入ってからは、英語と専門小論文とのバランスを考えて勉強に取り組むことにしました。小論文は、中央ゼミナールの論文の授業を通じてある程度は書くことができるようになっていたため、英語に重点を置くことにした。それまでほとんど手をつけていなかった単語帳や和訳の問題集を毎日やり、夏期講習にして初めて中央ゼミナールの英語の授業を取りました。決められた時間内に課題を解いた後、添削していただけることで自分の苦手な箇所を確認することができ、その後の学習にも生かすことができたように思います。夏休みの後半から本番直前にかけては、過去問にも取り組み、自分の志望校の傾向に合わせてテーマを設定し、論文を書く練習を始めました。英語も論文も手を動かすということを意識して問題を解くように心がけました。また、この時期から志望理由書や面接の対策を本格的に行いました。私はこれらに大変苦労し、実際、第一志望の国立大学には面接で落ちてしまいました。
 今になって言えることは、自分の研究テーマにあった本をなるべく多く読み、志望理由書に書いたことはどんなことを聞かれても答えられるようにすること。単純なことのように思えますが、これが実際にはなかなか上手くいきません。面談を出来る限り活用し、中央ゼミナールの経験豊富な先生方に何度も見ていただくことをお勧めします。
 振り返ってみれば、私が中央ゼミナールで編入学の勉強した期間は半年ほどで、本格的に取り組んだのは夏以降のことです。しかし、この短期間で一校でも合格することができたのは、中央ゼミナールの授業はもとより授業以外のサポートによるところが大きいと思います。独学で編入学試験を受けたことのある私にとって、志望理由書などの添削や面接の練習をしていただけることは大変有難いことでした。また、編入学試験はまだまだマイナーな試験のため、情報を得ることも中央ゼミナールに入る以前は困難でしたが、定期的に行われるガイダンスや卒業された方々が書かれた受験情報などにより、自分の欲しい情報をスムーズに手に入れることができました。確かに、勉強自体は独学でも出来るかも知れません。しかし、編入学試験に合格するためのポイントを押さえた勉強の仕方や添削、面談などは独学では難しいのではないでしょうか。

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