一人じゃないから頑張れた

2008年度立教大学編入試験最終合格者発表、そこに私の受験番号があった。
掲示板の前で泣きじゃくった。何年も前からこの瞬間を夢見ていた。この日のために悔し涙を何度流したことか。そして掲示板の前で流した涙は久しぶりの嬉し涙だった。以下に私が受験を通して学んだことを述べていきたい。これから編入に挑戦される方の参考になれば幸いである。

 高校1年の時から私は立教にどうしても行きたかった。姉が立教生ということが大きな要因であった。立教以外考えられなかった。このように強い夢は抱いているものの、それに見合った努力はせず大学受験をなめていた。その結果大学受験は失敗。1浪したものの立教は私に門を開いてはくれなかった。
仕方なく滑り止めである今の大学に進学することになった。入学式のぽかぽかした陽気と桜が私の辛さに拍車をかけた。在学校での生活は辛かった。勉強しにきている人などほとんどいなく、ただたらたら学校に来て出席のためにたらたら授業を受けている人が大半であった。「どうしても立教に行きたい。」私の気持ちが変わることはなかった。

 2年の4月から中ゼミに通うことにした。しかし大学が静岡のため、週末だけ都内の兄の部屋に泊めてもらい単科生として通うことになった。
1浪していることもあり、英語は多少自信とプライドがあった。しかし千頭和先生の授業を受け私のプライドは崩された。基礎の大切さに気づく事ができた。それから私はプライドも自信も全て捨てて先生に勧められた中学生の問題集からコツコツとやり始めた。1学期が終わる頃、ゼロであった私の自信は少しづつついてきていた。専門は夏から始めた。
しかし夏期講習が始まった頃、私は精神的にやられていた。そんな時、赤田先生に勉強面だけでなく私がその時抱えていた全ての悩みを相談した。その時のおかげで全てが吹っ切れ「中ゼミで1番の努力の鬼になろう。そして絶対合格しよう。」と決心がついた。
夏期が終わり最初の試験であるお茶の水女子大学まで一ケ月という時期から中ゼミの友達と毎朝5時にメールで起こしあったり、帰りの電車の中で社会学しりとりや目に留まるものを社会学的に可視化したりしていた。

 お茶の水女子大学は不合格という結果であったが、高校1年生から計6年間も夢見ていた立教大学に合格することができたのは、強い信念と、それに見合った努力、そしてなによりも私のことを支えてくれた中ゼミの先生、友達、家族のおかげだと思う。
心の底から感謝しています。本当にありがとうございました。
人の倍努力をしなければ人並みになれないほど不器用で、多くの悩みを抱え、精神的に弱い私でも夢を現実にできるのであるから、これから編入に挑戦される方にはぜひ最後まで全力で頑張ってもらいたいと思う。

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