自分の勉強スタイルを早く確立せよ!

平成20年10月、横国中退。どうしても学科の内容に即した就職(マスメディアあるいはIT関連等)、もしくはいわゆる文系での就職が嫌で、大学を辞めてしまったのが僕の再受験スタートでした。高校の頃は理系の人間で、ただ大学入学のときとりあえず理系にいくよりも、もっと幅を広くしたくて文理融合系の学科にいったのですが…。
 辞めた当初は第一志望・医学、第二志望・農学、第三志望・工学(環境系)で考えていて、とりあえず自治医科大学(学費がかからない偏差値の高い大学)を高3生と同じように受験し、合格することを目標としていました。もう一度高校の内容を勉強することで、落ちてしまった場合も、次につながると考えたからです。強制されずとも自発的に勉強するだけの意欲はもっていたので、とくに予備校には通いませんでした。が、平成21年1月、自治医大不合格。受験方法が特殊な大学で、各都道府県から2~3人ずつとるという形をとっていました。神奈川県は激戦区で、120人から2人という高倍率でした。
 平成21年2~3月、もう一度自治医大を受験するか、他の道を選ぶか、本当にいろいろと迷いました。一時はかねてからの趣味であったDTM(PC上での作曲)を学ぶため専門学校へ行くことも考えました(入学金を払う段階まで!)が、自分が何をやりたいのかはもちろん、3年後、5年後、10年後、あるいはもっと先、自分がどうなっていたいのかを考えたとき、工学部(環境系)を出て、その方面で就職したいという結論を出しました。もう一度言いますが、本当にいろいろと迷いました。当時よく思ったのが、「大学受験の段階でそこまで深く考えなかったから、今更こんなに人生に迷っているんだな……」ということです(苦笑)。
 目標が明確に定まると頑張れるもので、僕は「東京都市大学(旧・武蔵工業大学)工学部エネルギー化学科に合格する(試験は11月)。さらに、余裕をもってそうするためには、東京農工大学 工学部 化学システム工学科に合格する(試験は7月)」という目標を掲げ、早くも7月に農工大に合格できました(よく調べた結果、途中で志望学科を応用分子化学科へ変更しました)。一応は武蔵工が第一志望ではありましたが、まわりの先生の助言や、自分の将来像とも照らし合わせて、農工大に行くことを決め、武蔵工は受験せず、合格後はアルバイトをして今に至ります。
 勉強の話をあまりしていなくてすみません(笑)。そりゃ授業にまったくついていけず苦しいときもありましたが、でもきちんと目標をもって臨めれば、自分が思っているより頑張れるものです。英語と化学は元々それなりにできた(英語:文系でもつかったから。化学:高校の範囲が大半だったから)ので、まったくついていけない数学と物理をひたすら勉強しました。毎週中ゼミの授業で「何がわからないのか」を確認し、自宅で参考書をつかい勉強し、わからないところは次週中ゼミで確認する&また授業で「何がわからないのか」を確認する…の繰り返しです。ちなみに参考書は、数学に関しては『マセマのキャンパス・ゼミシリーズ』がわかりやすかったです。理系の大学や専門学校から編入する人は大学数学の基礎があるのでいきなり問題集でも大丈夫ですが、僕のように文系出身で、高校の範囲までしか数学・物理がわからない人には、すごくいいと思います。また物理に関しては、高校の頃『橋元流解法の大原則』をつかっていたので、同じ先生が書いた『単位が取れる○○ノート』をつかいました。
 あと勉強のスタイルは人それぞれ違うと思いますので、早いうちに自分のスタイルを確立できるといいと思います。僕の場合は自分の得意・不得意を確認して、農工大の過去問から何を優先して勉強すべきかを決め、自分のわかりやすい参考書をみつけ、「1日8ページ」のようにノルマを決め(日によって達成できないぐらいのきつさでした)、できるだけ1日に1回は外へ出るようにし、休憩はとりたいときにとる、というスタイルでした。スタイルが確立できると、あとは継続するだけです。ぜひ自分に合った勉強のスタイルをみつけてください。 

タイトルとURLをコピーしました