志望理由書対策もしっかりと

 芝浦工業大学の編入試験は過去問が非公開のため対策がとりにくいかと思います。しかし、基本的な問題しか出ないため心配はありません。
 まずは、筆記試験についてです。科目は英語数学物理です。工学部とシステム理工学部で問題も受験会場も異なります。工学部の情報もありますがシステム理工学部を受験したのでシステム理工学部について記述します。英語に関しては文法の小問5問と空所補充の長文1題と内容一致の長文1題です。問題の難易度は標準的ですが科学的なテーマが多いので少し読みにくいかもしれません。一般入試の過去問と同じような感じなので特別な対策はいらないでしょう。数学に関しては1変数の微積分の計算が5問ずつと極値と最大最小、3×3の行列式の計算、連立方程式と掃き出し法、固有値固有ベクトルが出ました。非常に簡単で数学Ⅲの教科書レベルです。工学部はマクローリン展開などの大学1年レベルの問題も出たようですが詳しいことはわかりません。物理に関しては力学しか出ませんでした。 基本単位から組立単位をつくらせたり円運動の公式を書かせたりするような問題が出ました。高校物理の力学が理解できていればほとんど解けますし一般入試の問題よりはるかに簡単です。しかし、変位を微分して加速度を求めさせたり微分方程式から空気抵抗のある物体のグラフを書かせる定番問題も出たので数学ができないと解けません。工学部も力学しか出なかったようです。高校のときにしっかり勉強していた人ならば大学である程度の成績なら特別な勉強をしなくても点数はとれます。落とすための試験というより基礎学力を確かめるための試験です。それよりも志願理由書と面接の対策に力を入れましょう。
 面接では採点された答案と志願理由書をもとに面接を受けます。筆記試験の成績が悪いと普段の勉強時間や学力などを徹底的に問われ圧迫気味になり合格が遠くなりますがちゃんと取れていれば普通の面接です。志願理由を強く問われるので芝浦でないといけない理由を隙間なく説明しましょう。他の大学でもいいようなことを話すと別にうちじゃなくてもいいようなことを言われてしまうので大学情報と志願理由書はしっかり作りましょう。3人いる面接官から徹底的に問われます。ある程度の学力があるならば志願理由に時間をかけて対策すべきです。
 僕は11月下旬から対策をはじめたのですが浪人経験があり基礎学力はあったため3ヶ月でなんとかなりました。偏微分重積分や電磁気学も勉強しましたが出なかったのでレベルの高い勉強をしすぎた気がします。基本だけやって志願理由をとにかく徹底してください。志願理由が話せればあとは編入後の単位の話などを聞くだけなので特別な面接の練習はいりませんでした。他の大学も併願しえ受けるならばその大学の対策に力を注いでください。芝浦1本なら勉強をしつつバイトやサークルと勉強を両立しながら大学生活を楽しんでも十分余裕があります。

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