通信サポート生の挑戦

 私は滋賀大学の経済学部に編入することができました。今受験を振り返ってみると学ぶことが多い約1年だったと思います。

 編入で一番苦労した点は、やはり在学していた高専の単位をとることとの両立に限ります。高専で留年することは決して珍しいことではありません。なので希望の大学に編入したい気持ちはもちろんありましたが、それ以前に留年したら元も子もないと思い、高専の勉強をするか、編入の勉強をするかと、両者の気持ちの間で心が揺れ動き、精神的に辛い時期を過ごしました。

 また、思っていたより大変だと感じたのは志望理由者の執筆です。自分のことがこんなに分かっていないものかと思い知らされました。加えて文字数や志望理由書にふさわしい表記を考えると思うように筆が進まず、編入の勉強もせずに志望理由書に取り掛かっていた時期が、1つの受験校あたりそれぞれ3日ほどありました。私が中ゼミの通信に入った理由の1つとして、第三者からの客観的な意見やアドバイスをうけるという目的がありました。なので志望理由書の添削は大いに活用させていただきました。2校の志望理由書をお願いしましたが、特に滋賀大学の志望理由書を添削していただいた藤倉先生には大変感謝しております。藤倉先生のアドバイスは大変論理的で、最終的に私の文章は簡潔に過不足なくきれいにまとまり、非常に満足しておりました。滋賀大学の編入試験は面接とTOEICで行われるので、志望理由書は面接時に使用されるなど大変重要でしたが、志望理由書のおかげで圧迫面接だと言われていた面接も終始和やかで特に突っ込まれることなく終わり、結果合格しました。

 時間や精神的に余裕がない中で、不安に襲われながらも自分のやるべきことをやり遂げた経験は、私にとってとても貴重な経験になったと思います。私は通信サポート生であったため、先生方とはメールや郵送でのやりとりで、一度もお会いしたことはありませんが、丁寧に対応してくださり先生方には大変感謝しています。これから編入試験を受けるみなさんも、やるべきことをきちんとやれば必ずご縁がある大学があると思うので、辛くなったら誰かに相談して最後までがんばってください。

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