大学受験のリベンジ

私が編入を目指した理由は大学受験に失敗したからです。高校の友達のほとんどが東大や早慶に通って充実した学生生活を送る中で、自分の目指していた大学に合格できなかったことがずっと心残りで劣等感を感じていました。そこで、大学受験でのリベンジをしようと、編入を目指して中ゼミに入りました。

私は5月から入塾しました。大学受験の際の志望校が編入試験を実施していなかったこともあって、編入を目指す決心が少し遅れました。私の大学受験での失敗は英語が原因だと考えていたので、1学期と夏は英語を中心に勉強し中ゼミの復習に加えて大学受験の際に使っていたテキストの復習を行っていました。単語帳も中ゼミで指定されたターゲットではなく、大学受験時に使っていた鉄壁を使っていました。個人的にはすごくいい単語帳だと思います。英語はTOEICをもっとやっておけばと後悔しています。TOEICは申込み期間が変わっているため、出願に有効なTOEICを1回しか受けられませんでした。編入試験ではTOEICが高得点だと受かる大学も多いです。また、この時期は、経済学は授業の復習を一回一回こなすことを心がけていました。私は英語、ミクロ経済とマクロ経済の復習を重点的にやっていたため、マルクス経済と経営学の勉強はおろそかになってしまいました。結局、京都大をミクロ、マクロ経済で受けることに決め、マルクス経済は夏以降授業にも出ていません。小論文は授業中に話をできるだけ覚えて特別な復習はしませんでした。今振り返えると、試験本番でひどい小論しか書けなかったので、やはり英語と経済学が合否に大きく関わると思います。

ここで、在籍大学の話をしておくと、編入を目指すことを早くに決めているなら、当たり前ですが大学の単位は1学期中にできるだけ取っておいた方がいいです。私は編入を目指す決心をしたのが遅く、2学期も単位を取りに大学に行かなければならなかったことが入試直前に負担になりました。編入を目指すことを大学の友人には打ち明けていなかったことも精神的に負担になりました。また、私の大学のように成績証明書が1年ごとにしか出ない大学もあるので、出願時に注意が必要です。このような場合、京都大は融通を利かせてくれないので1年次のうちに出願資格を満たす単位を修得できていなければ受けられなくなります。頼めば出してくれることもあるので自分の大学にしっかり頼んだ方がいいです。他にも発行してもらえない証明書があり、出願書類をそろえるだけで一苦労でした。

2学期になると経済学で過去問と他の参考書にも手を出し始めました。中ゼミにある過去問は答えがついていないので、友達同士で答え合わせをしていました。夏以降は同じような大学を目指す友人達とよく話すようになり、こうした答え合わせや情報交換、息抜きをするという点で大変よかったです。大学院経済も2学期から始まりこの授業で扱った内容がよく試験に出題されました。2学期は出願準備もしなければならず、非常に面倒でした。志望理由書もできるだけ早く完成させればよかったと思っています。

11月になって試験が始まりました。前日に大学の近くのホテルに泊まらないといけないという点以外は大学受験と変わらない上、校門前に予備校関係者の応援もなく、受験生も少ないので特に緊張はしませんでした。どの試験会場でも受験生の多くが見知った顔の中ゼミ生で占められていたことも精神的に楽になりました。試験前や昼休みなどもずっと雑談をしていました。神戸、大阪1次試験は京都、東北の前に結果がでていたので気持ち的に非常に楽でした。阪大に関しては、経済史、統計学を、それほど力を入れて対策しなくても受かると思います。面接対策は1次合格後にたくさんやりました。志望理由に関して質問されても大丈夫なように対策していましたが、口答試験対策をしなかったことを非常に後悔しています。東北大の面接対策は阪大の時にやったこともあってやりませんでした。

編入試験を振り返ると、試験が11月で半年ほどしか受験勉強していないというのもあってあっという間に終わったな、という印象です。大学受験と違って大変だったことは、在籍大学で単位を取らなければならないこと、志望理由書や面接対策など試験勉強以外の準備が必要なこと、地方に受験しに行かなければいけないことでした。無事合格してほっとしています。

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