何事も楽しんで!

 ようやく、長いような短いような約半年の中ゼミ生活が終わりました。

編入を考えている方のお役に立てるかどうかはわかりませんが、以下で私の受験生活についてお伝えできればと思います。

【編入の動機について】

 大学入学当初から、高校生の時の自分の受験勉強が不完全燃焼であったと感じており、他大学への編入を考えていました。何より、高校までそこそこ勉強は頑張っていたものの、[一生懸命]にはしていなかった自分に腹が立っていました。その反面、同時に在籍する大学生活も楽しんでいたことから、編入に対する気持ちも薄れ気味でした。しかし、サークル活動を通して「法学を学びたい」という気持ちが芽生え、編入に対する気持ちも戻りました。

【中央ゼミナール入学前】

 私は、法学部に在籍していないためで専門の勉強の仕方が分かりませんでした。そこで、専門の勉強は中ゼミに入ってからやると割り切って、入学前はとにかく英語の勉強をしました。特に、TOEICの勉強には力を入れました。公式問題集を解いたり、ターゲットで単語や熟語を覚えたり、TOEIC専門のスクールにも通ったりしました。今、1年生で2年生になったら編入試験を受けようと考えていらっしやる方は、ぜひTOEICのスコアを1年生の時に上げておくことをお勧めします。(実際、TOEICを編入試験に導入する大学が多くあり、TOEICのスコアをある程度持っていれば、受験できる大学も増えますよ)。

【中央ゼミナール入学後】

 私は、総合コース生として4月に入学しました。最初は、4月に入学して受験に間に合うか不安だったのですが。今思えば本気でやれば4月入学で十分間に合うと思います。大学に通いながらの受験勉強だったので、中央ゼミナールに入学してからは、とにかく中ゼミの授業を大切にすること、そして効率よく勉強することを心掛けました。

●勉強法について●

 私は、専門の勉強ではメモリーツリーを利用しました。まずは授業を受けて、電車の中で教科書やレジュメ、ノートを参照しながらその日習ったことを確認します。そして、帰宅後に何も見ずに白紙のコピー用紙の中央にその日習ったことの核となる単語を書いて、そこから自分で四方八方に関連する単語を書いていきます。その後、レジュメなどを確認して間違って覚えていたこと、また加えて覚えておきたいことを色ペンで書き足します。そして、それらをファイリングして常に見るようにしていました。この方法で自分がどの部分を覚えていて、どの部分を覚えていないのかが一目でわかるので、要領よく、専門の勉強ができるように思います。また、課題文型論文を出題する大学の対策の為に、法学部の時事課題文型論文の授業では、常に首尾一貫して内容・論点を的確にまとめる力が求められていて、論理的な文章を書くよう努めました。市販されている法科大学院の論文対策用の問題集を使うのも一つの手だと思います。

 英語については、とにかく「精読」を心掛けました。私は大雑把で飽き性なので、ついつい適当に読んでしまいがちなのですが、添削英語で丁寧に読む習慣が少しつきました。英語の試験に関しては丁寧さ、そして長文を読む際も集中力を切らさない、我慢強さが大切だと思います。

●精神面、生活について●

 まず睡眠時間に関してですが、必ず6時間は寝るようにしました。(直前期は全然眠れませんでしたが…)規則正しい生活は、長期戦の受験で本当に大切だと思います。また、いつも自分に負荷をかけるようにしました。その詳細は以下の通りです。

①周囲の人に編入に向けての勉強をしていると伝える。(これは、一番効果があったように思います。いつも[周囲に言ったからには、合格しないと!]という意識がありました)。

②自宅の勉強机の前に中ゼミの学費と志望校を書いた紙を貼る(私は、大部分の中ゼミの学費を両親から出してもらったのでこの紙を見ては[学費を無駄にさせない]という思いを抱いていました。また、志望校名を常に見ることで編入試験当日までモチベーションを維持することができました)。

 私は、今回の受験生活を通して自分自身を見つめ直すことができました。また、自分の「一生懸命」がどの程度であるのかも知ることができました。[何かに対して一生懸命に取り組んだ経験は支えとなって人生を照らしてくれる]という言葉を聞いたことがあります。今回、その経験が中ゼミでできて本当に良かったです。高めあえる友達、いつでも頼ることができる先生、興味の持てる授業…。この約半年は、私の心の支えでした。

 今編入を考えている方も、編入に対する思いが強いのであれば是非編入試験にチャレンジすることをお勧めします。きっと編入の勉強が遠回りに感じても、きっとその経験は糧になるはずです。

 最後に何事も、楽しむことが大切だと思います。勉強は大変ですが、その中から楽しさを見つけ出せればきっと勉強は苦痛なものではなくなるはずです。編入学試験が、これから編入学試験を受けようとている方にとっての転機になりますように。

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