短いが努力した受験生活

2011年 8月 中ゼミ入学
8月~10月 受験勉強
11月8日  編入学試験
11月19日 合格通知到着
私の編入生としての受験生活は、このようにほぼ3ヶ月間という短いものであった。一見したら、短くてうらやましく見えるかもしれない。しかし、私は今年までの大学の、同学年の中で一番努力していたという自負がある。その理由は編入に至るまでの生活をここで記すしかない。
高校1年時 志望校をT大学に変える→努力する
高校3年次 T大学推薦に落ちる→受験した全ての私立に落ちる
→何とか受かった公立大学に進学
高校生のとき、3年間ずっと行きたかったT大学に推薦で落ちた。言い訳だが、それから上手く切り替えができずに模擬試験では常にA判定だった大学にも落ちた。自分の人生は終わったかのように思えた。一応、今の大学に受かったものの、煮え切らない思いはずっと続いていた。だから、編入を意識するようになったのも、大学に入学してすぐであった。けれど、今の大学にだってきっといいところはあるはずだと、学年で誰よりも行動して、本当に他大学に編入学すべきか、改めて自分の心に問うた。留学、ボランティア、3年生のゼミ、学生団体、まちづくり委員…。とにかくT大学に落ちたことことが悔しかったから、自分なりにいろいろ考えた。けれど、周りの人に期待されたり、褒められたりされればされるほど、どうして私をT大学は落としたのかわからなかった。
2年の1学期、中ゼミに入ることを決心した。T大学が見る目がなかったのかそれとも自分に実力や魅力がなかっただけなのか、試してみたかった。けれど、受験校全てに落ちることが怖かったので、遊び半分勉強半分という感じで自分の心を平常心に保とうとした。さすがに2学期からは大学の授業を週2コマにし、やっと受験に本気で集中するようになった。家でやる気が出ない時はいろいろな図書館に行った。
正直、どうして私が受かったのかはわからない。TOIECは700点しかなかったし、試験前日は1時間しか眠れなかったし、3か月間しか勉強してないし、受験勉強期間に旅行は2回行ったし、山梨県から通っていたため2学期は週2日しか中ゼミに行けなかったし…。しかし、最後は根性だと思う。思いが強い人が勝つのではないだろうか。
神戸大学に合格させてもらったものの、最初はまったく行く気はなかった。というか行けると思っていなかったので、かなり驚いているのが本心である。そんな私が今言えることは、後悔しない人生を送ってほしい、ということである。今回の受験を通して私は心に詰まっていた何かがとれたきがする。編入学試験に受からなければ、一生詰まったままだったかもしれない。私が大学に入学してから初めに言われたのは「明日死ぬとしたら今日どうする?」だった。その時にもっと一生懸命に生きなきゃなと思った。言い訳しようと思えばいくらでもできるし、私も実際にそういう人間だ。けれど、それで自分の人生は良いのだろうか。結局は自分のために生きるべきではないのだろうか。変わることを恐れないでほしい。私はまぐれで受かったのかもしれないが、受かったらこっちのものである。あと、迷信なんて信じるな、自分を信じろ!この先生の授業を受ければ絶対受かるとか、友達がいたら受かるとか、かつ丼食べたら受かるとか…。本人より自分を信じてほしい。そういう奴が最後には勝つんじゃい!まあかつ丼は前日食べたけどさ(笑)。私は中ゼミに途中入学で夏休み前半、遊んでいたからほとんど友達ができなかったが、それでも受かった。確かに情報収集は大切かもしれないが、友達の言葉に甘んじて落ちた人だっていっぱいいる。 最後になったが、私のわがままにつきあってくれた家族、ずっと心配してくれた友達、私を不合格にして成長させてくれたT大学、色々なことを教えて下さった中ゼミの先生方、最後の最後まで小論文の添削を行って下さった先生方!ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました