楽しい勉強法

皆が受験の思い出話を書いていると思うので、私は楽しい勉強方法について書くことにする。
まず、場所について。おそらく多くの人が家では勉強できないだろうし、大学の図書館にも知り合いが来て勉強するのは難しいはず。そこで、地域の図書館、都道府県立の図書館をお勧めする。理由は二つある。第一に静かで知り合いが少なく、集中しやすいこと。第二に全てが授業に通じることである。例えば図書館、特に大きな所はマンガなどは置いていないため、気分転換するにも本や新聞しかない。本や新聞を読むことで小論文の勉強になるため受験に通じるのだ。ただ、暇さえあれば携帯を見たり、ゲームをするような人は、携帯を解約、ゲームは売るなどすべき。できないのなら、受験失敗は確実。
次に論文の勉強法。編入は大学入試と比べて情報が少ない。そこでまず、情報を集めるべき。ネットを中心に調べ、学部の過去問を見ること。自分の受ける大学が公開していないなら、他の学校でも良い。そにかく、どの程度のレベルの問題が出るのか知ること。そこで何をすべきかわかった者はこの先は段落内はとばして良い。わからない人は、まず、論理を身につけるべき。だからといって論理学をやれ、という訳ではない。他人に自分の言いたいことが伝わりやすい文の構成とはどんなものか知れ、ということだ。これは、大学生のための論文、レポートの書き方などのハウツー本を一冊読めば良い。TOEFLを受ける者は、ライティングの勉強がそのまま使える。個人的にはロースクール小論文のために書かれた『山本流小論文教室』をオススメする。
次に法学部を目指す人に対して、さらに何が必要であるかを書く。法学部で論理の次に求められるのは、政治、法律の基礎知識である。では、どの程度の知識が必要なのか。これは各大学で変わる面もあるが、高校政経の資料集程度は最低限必要だろう。法学については、中ゼミの模範答案よりも論理的な文が書ける必要がある。オススメの本としては『演習ノート』があげられるが、自ら模範解答を様々な教科書を見ながら作るべき。そうすることで、より理解が深まるだけでなく、法学がどのようなものかを理解できる。
次に英語の勉強法について。英語はとにかく毎日続けることが大切。続けることで、レベルが下がることは止められる。参考書としては次の二つをあげておく。一つ目は代ゼミの富田が書いた『144のルール』。この本によって、英語がいかに論理的であるかがわかれば合格は近い。二つ目は代ゼミの西きょうじのポレポレをあげる。名前からするとカスみたいな本だと思えるかもしれないが、編入対策でここまでレベルがちょうど良く、楽に学べる本は他にはないだろう。この二冊をマスターできれば英語はほぼ完全といってよい。
最後に心構えについて書く。まず、学歴のために編入を考えている者は今すぐに止めるべき。人生で最も大切な18~20代前半をそんなバカげた理由のために無駄にするのはバカげている。そういう者は、まずは自分がこの先のどのような人生を送りたいのかをじっくり考え、そのために何が必要なのかを考えるべき。学びのため、今の大学では充分に勉強できないと考える者は、ここから先本気で勉強すべき。編入で学ぶことは自分の最も学びたいことのはず。ならば、どんなに長くても楽しく勉強できるはずだし、いくらだって本も読めるはず。今持っている夢を本当に現実のものにしたいのなら、今は他のことを考えず、自分の好きな勉強を死ぬほどやるべき。以上。

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