通信サポート生も頑張って下さい

第一志望の大学に合格し、こうして合格体験記が書けることをうれしく思います。大学編入を決意した頃は、自信もなく、また何から手をつければよいのか全くわからなかったので、こうして合格を手にできたことが信じられません。これも全て親身になってサポートして下さった中ゼミの先生方のおかげです。私は、中ゼミに入会したことで、もう周りと大きな差がついているのではないかと思います。志望校の傾向や特色がつかみにくい、答案の書き方がわからない、志望理由書の書き方がわからない、志望校の面接試験ではどのようなことが聞かれやすいのかわからない、併願校はどこにすればよいかわからない、そもそもどの範囲を勉強すればよいかわからない…といった独学ならではの悩みを、全て中ゼミは解決してくれるからです。私は通信サポートコースにお世話になったので、通信サポートコースでの学習のことも書いていきたいと思います。一人で勉強していく不安もわかっているつもりなので、通信サポートコースで頑張る人のお役に立てればうれしいです。
まず、通信サポート生の皆さんは突然多くの資料や教科書が届いてとまどっているのではないでしょうか。私も多くの教材を見て、これらを全部こなしていけるのかとパニックになりそうだったことをよく覚えています。しかし、一つずつ課題を終わらせていけば心配いりません。試験日までに課題を全て提出できるのか不安でしたが、ほとんどこなすことができましたし、全て終わりそうになくとも先生方が柔軟に対応してくださいます。焦らずに課題を提出していくことに集中して下さい。課題を先生に添削していただく中で、自分の答案に足りない部分がわかりますし、何より「答案の書き方」と言うものがわかってきます。私も最初の方は再提出を課されることが何度かありましたが、課題を進めていき答案の書き方が整ってくると、再提出になることはなくなってきました。また、志望校の過去問を解いて傾向を知ることも大切です。初めて問題を見た時は全然わからなくとも、勉強を進めていくことでだんだんとわかるようになってくるので、焦らないで下さい。
また、受験に当たってTOEICスコアなどの提出が課されることがあると思いますが、提出ぎりぎりまで受け続ければ思わぬ時に点数が伸びることがあります。私の受験した神戸大学もTOEICスコアかTOEFLスコアの提出が必須になっていたのですが、最後の最後に受験したTOEICの点数が偶然にも大きく伸びたので、やはり最後まで諦めずに受けていくことは大切だと思います。
次に、実際の各受験校のことについて話したいと思います。私は、神戸大学、名古屋大学、大阪大学を受験しました。
まず神戸大学ですが、法学部は試験科目が「法学」「一般教養」「TOEIC・TOEFLスコアの提出」になっています(各100点)。まず専門科目である法学ですが、範囲が「法学概論」に絞られているので、比較的勉強がしやすいのではないかと思います。この勉強には、中ゼミから自分で取り寄せた法学概論のテキストが非常に役に立ちました。ポイントがわかりやすくまとめてあり、このテキストがなければ合格できなかったんじゃないか…と思うほどです。一般教養は、文章を読んで決められた比較的少ない字数以内で問題に答える形式なので、文章を短くまとめる力をつけておくことが大切だと思います。この「文章をまとめる」という力は他大学を受けるに当たっても本当に必要だったので、練習を重ねて下さい。TOEIC・TOEFLについては、先ほども書いたように、偶然であってもスコアが伸びることがあるので、できる限り多く試験を受けて下さい。
でも、最後まで受けて高い点数が取れなかったとしても、諦めないで下さい。TOEICスコアは100点満点に換算されるので、例えば実際のスコアに100点の開きがあったとしても100点満点に換算されればその差は約10点に縮まります。差ではあるけれど、筆記試験で挽回すればいいのです。私も(最後に伸びたといっても)TOEICスコアは低かったのですが、筆記試験で挽回しました。なので、最後まで頑張ったのであれば、あまりTOEICの点数にとらわれすぎない方が良いと思います。
名古屋大学は、論文と英語が一次試験で課されます。論文は長文を読んで設問に答える形式のものなので、読解力と文章をまとめる力をつけておいて下さい。英語は長文2題の和訳で辞書の持ち込みができますが、時間は多くないですし、文構造がとれなければ当然和訳はできないので、こつこつと単語力と文構造を読み取る力をつけていって下さい。この一次試験に合格すれば、二次試験として面接を受けます。私は通信サポート生なので直接の面接練習はできませんでしたが、電話で4回ほど中ゼミの先生と練習させていただきました。先生によって質問されることは違うので、できるだけ違った先生とやらせていただく方がより多くの質問に対処できて良いです。一次試験の合格発表との間がとても短いですが、本番の雰囲気に少しでも慣れるためにも、できるだけ多く練習を重ねて下さい。
大阪大学は、論文と英語が試験科目になっています。論文は2題ですが、長文を読んで論述を行う方式と、一行問題に対して論述を行う方式のどちらが出るかわからないので普段から法学・政治学の知識をしっかりとつけておくことが大切です。英語は和訳ですが、辞書の持ち込みは不可ですし、英単語も文章の内容も専門的なものが多いですから、しっかりと対策して下さい。私は、名古屋大学は二次試験で落ち、大阪大学も落ちてしまったのですが、無事に神戸大学に合格をいただくことができました。でも、名古屋大学と大阪大学も、英語が苦手な私でも決して歯が立たなかった…というわけではなかったので、落ちてしまったけれど少し自信が付きました。
以上が、私が編入試験を通して行ってきたことです。合格体験記を読むと、中ゼミの友達がいたから乗り切れた、という言葉をよく目にすると思います。この言葉を見るたび、通信サポートコースで孤独に頑張らねばならないことに不安を感じたことをよく覚えています。しかし、親身な先生方がいつもついていてくださるので大丈夫です。不安に思ったことがあれば、いつも電話で相談に乗ってくださるので、とても心強いです。本当に合格できるのかという不安に襲われることもあると思いますが、一つ一つ課題をクリアし、過去問を解いていけば大丈夫です。
編入試験を受ける動機は人それぞれだと思いますが、大学受験の失敗がその動機である人は多いと思いますし、私も正直それが最大の動機でした。編入試験は、現役の時に志望していた大学どころか現役の時では手の届かなかった大学に合格できるチャンスです。まさにピンチをチャンスに変えられる機会だと思います。私は、いわゆる産近甲龍と呼ばれるレベルの大学から神戸大学に合格しました。今いる大学で頑張ろう、と思うことも前向きで素晴らしいですが、今いる環境に満足せず現状を変えようと思うことも前向きで素晴らしいです。ずっと自分の状況を変えたいと思い続け、一歩踏み出した皆さんは、悔しさやコンプレックスを合格するためのバネに変える力をもう持っているはずです。自信を持って頑張って下さい! 最後になりましたが、お世話になった先生方、本当にありがとうございました。特に何度も何度も電話で励まして下さり、何度も何度も志望理由書を添削して下さった先生方には本当にお世話になりました。中ゼミの皆さんに感謝しています。

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