編入試験を通して感じたこと

 私は、編入試験を通して元から志望校であった大学に合格することができた。それまで様々な苦労や困難があり、きつかったが合格して改めて感じることがあったのでそのことを受験のポイントとともに受験体験記を記したい。
 まず私は、一般の大学受験で元々の志望していた大学に入りたかったが郵送日を間違えるというあり得ない凡ミスで志望大学の試験すら受けることができなかった。そのせいで、結局惰性で東京の中堅私大に通うこととなった。そこで友人から編入試験でまだ行きたかった大学にいける可能性があることを聞いた。編入をやろうと即決をしたが、その理由は圧倒的に受験科目が少ない(主に英語と専門科目)ためセンターや一般入試で受けるよりも対策が練りやすいため自分にあっていたのが一番大きかった。だから、1年生のときから個人的に情報収集はして英語だけは基本的に欠かさずやっていた。しかし、大丈夫だろうという過信と1年生で周りは遊びまくっており、その遊びの誘惑に負け・・・気づいたら2年生。さすがにこれはまずいと思い、初心にかえり、もう一度気分を奮い立たせてお金を貯めて、中ゼミの夏期講習から通うことにした。
夏期講習を通して思ったことは、編入するなら必ず予備校に通うこと。そして、通わずして情報を自分で集めるのは限界があるということだ。夏期講習では1学期までの総まとめをかなり詰め込んでやってくれる。他にもOB訪問や志望理由書、小論文のサポート、個人面談での今後の計画を一緒に練ってくれる本多先生をはじめとする心強いスタッフの方々がいるためかなり助けられたし、夏期からがラストチャンスだったと思う。お金は自分でバイトしてでしか捻出できなかったので夏季講習しか通えず、12月の本番までは自分で何とかする必要があり、何度も折れかけたが通っていた大学の図書館をうまく活用して最後までやりきることができた。
その要因は、やはり自分の気持ちだと思う。大学には通えているのだからそのまま楽しく大学生活を送るという選択もできるが、自分がどれだけ志望大学に行きたいかが自分がいかに机に向かうかを決める。そして、編入試験をやるなら相当の覚悟が必要だと感じた。たくさんの誘いも適当に理由つけて断り、なんでこんなことをやっているのだろうと自己嫌悪に陥ることも何度もあった。本当につらかった。しかし、合格して思うことは合格以上のものを得られるということだ。あんなにつらい思いをして勝ち得た合格は、達成感とともに自分の大きな自信にもなり、今後の自分の人生に大きな糧となると感じた。
だから、少しでも今の大学に満足しきれずどこかモヤモヤがあるのならば、ぜひ編入試験を受験することをお勧めする。ここで編入というラストチャンスがあることを知ったのはラッキーだと思ってぜひ挑戦してほしい。人によっては2年とかの単位になるかもしれないが貴重な大学の一定の期間を編入にあてる価値は十分にあると思う。合格以上のものが得られ今後の人生に大きな影響があるのは間違いないと断言できる。合格通知を受け取ったときの感覚は例えようのない喜びと達成感を与えてくれる。そのためのサポートは中ゼミが全力でやってくれる。夏期講習だけだったが本多先生をはじめ遠山先生には本当に感謝しています。経済系に関しては主にこのお二方しかお世話になる機会がなかったが、このお二方の言葉を信じれば大丈夫です。

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