私が編入を意識し始めたのは兄からの一言がきっかけでした。大学2年生の7月、兄が一人暮らしをしている部屋に遊びに行ったときに何かの話の流れで「編入すればいいじゃん」と言われました。大学受験では第一志望に合格できず父が保険で入れておいた全く行く気のなかった大学に通うことになって最初は落ち込んでいましたが、仲の良い友達もできて短期留学などにも行き、楽しく充実した学生生活を送っていました。このような状況でなぜ編入の話になったのかは覚えていませんが、当時の私はコロナ禍で授業も全部オンライン、2学期と夏休みで行くはずだった留学も中止となってしまいこのまま何もしないうちに社会人になっていくのかと浮かない気持ちで日々を過ごしていたため、見かねた兄が声をかけてくれたのかもしれません。言われたときは今から勉強し始めても絶対間に合わないしそもそも編入試験のために勉強し続けられるほどの強い気持ちもないと思っていたため、軽く聞き流す程度にしか考えていませんでした。でも、この浮かない状況を変えてくれるのではないかと少し期待もしていました。その日から編入するかしないか悩んでいるうちに気づけば8月になり、このままグダグダ悩んでいても仕方ない、やらないで後悔するよりはやって後悔をするほうがマシだとやっとの思いで編入することを決断しました。そのとき中ゼミでは既に夏期講習が始まっており、私は1週間ほど夏期講習のスタートから遅れて参加をしました。
少し長くなってしまいましたが、私はこのような流れで編入することを決意し中ゼミに入りました。勉強をスタートした頃は第一志望の大学の試験日まで残り約2か月しかありませんでした。案の定、夏期講習の初日で受けたマクロ経済学では練習問題が全く解けず今からでも編入をやめようかなと本気で悩んだりもしましたが、お金も払ってしまったし1度決めたことだから最後までやり抜こうと何とか自分を奮い立たせました。
これ以降は編入を決意してから受験当日まで私が大切にしていた3つのことを、これから編入を目指そうとしいている方や編入試験の勉強に行き詰っている方などに向けて紹介しようと思います。私の勝手な意見ですので、参考程度に読んで頂けるとありがたいです。
1つ目は「量より質重視であること」です。これは受験勉強をするうえでよく話題になると思うのですが、私が高校3年生で受験生だったころは圧倒的に「質より量」の考え方でした。そのため勉強時間を記録するアプリで日々の記録をし、時間だけ見て満足していたように思います。もちろん勉強では時間をかけないとできるようにならないこともあると思います。しかし、編入試験においては量よりも質の高い勉強をすることがとても大事だと感じました。なぜなら編入試験は高校生の時とは違い、大学あるいは会社に通いながら勉強をしなければならないため勉強に充てられる時間が限られているからです。その限られた時間を有効に使うためにも計画を立てて質の高い勉強をすることが大切だと思います。私は初めに受験日までの大まかな計画を立ててからそれを実行させるために週ごとに計画を立てるようにしていました。計画通りに行かないこともありますが、受験日から逆算して考えることで今やらないといけないことが明確になり、無駄な時間を過ごすことなく質の高い勉強をすることができます。
2つ目は「他人と比べないこと」です。中ゼミの添削がある授業では自分の答案が採点され授業によっては成績上位者が発表されるものがあると思います。評価されるとどうしても自分と他人を比べてしまい、一喜一憂することがあるかもしれません。しかし勉強を始めた時期や得意分野などは人それぞれであり、他人と比べることは自分を追い込む、または油断させることになりかねません。そのため、添削の評価や順位は過去の自分とだけ比べて成長した部分やまだ足りていないところを見極めていくことに使うのが効果的だと思います。自分を成長させるためには復習を絶対に行い、習ったことを自分のものにできるようになったら自信がついて他人と比べることもなくなると思います。
3つ目は「最後まで絶対にあきらめないこと」です。今までは勉強に関することを書いてきましたが、最後は気持ちに関することです。編入試験の勉強をしていくうちに本当に受かるのか不安になったり、投げ出したくなったりすることがあるかもしれません。私も受験当日の事を考えては不安になり自信がなくなる事がありました。でも最後は自分の気持ち次第です。私は不安な気持ちになった時には「絶対できる」と自分に言い聞かせるようにしていました。無理だと思ったらそこから先には成長する事はできません。無理だと思わずに試験当日まで出来ることを最大限にやり切ることが本当に大切です。この気持ちがあるのとないのでは結果にも大きく影響してくると思います。誰に何と言われようと最後は絶対に諦めないという強い気持ちを忘れずにいることが試験当日にも力を発揮させてくれると思います。
私は主に以上の3つのことを意識して編入試験の勉強に挑んでいました。他人に流されず強い意志を持って最後まで諦めなければ結果はついてくると思います。
最後になりますが本多先生、遠山先生、山崎先生を始め中ゼミでお世話になった全ての方々、本当にありがとうございました。先生方の力強い支えがなくては合格する事はできませんでした。中ゼミでの経験を糧にしてこれからも頑張ります。
大切なこと
中央大学