編入試験を終えて

5月も半ばが過ぎて新しい学校にも慣れてきました。入学式を終えてからこの状況になるまで、とても長い時間であったような気がします。その一方で、自分が希望した大学に通えていることにまだ信じられない気持ちもあります。

 私は漠然と1年の秋ごろから編入のことを考えてはいましたが、明確に決めたのはお正月明けだったと思います。もともと国際協力に興味があり大学もその分野が学べる大学を選びました。実は私は第一志望の大学には現役、浪人時代を通して合格することができませんでした。とても落ち込んでいた時もありましたが、せっかく入学したのだから、前向きに学校生活を送るように心がけていました。
そうすると不思議に通っている大学に入ってよかったという気持ちもうまれ、とても楽しかったです。積極的に自分の興味のある活動に参加したりしましたし、交友関係も広がりとても充実していた毎日でした。そうやってどんどん自分の関心のある分野を学んでいくうちに教育というテーマから自分の関心ある分野を学びたい、という気持ちが出てくるようになりました。今考えるととても自然な流れでした。
しかし、その分野の先生はいないのでは?という話を先輩から聞き「編入」を意識するようになりました。でも本当に悩みました。別に編入までしなくてもいいのではないか、ということで何度も自分と向き合いました。また周囲の友達も刺激し合える仲間だったので、離れてしまうことはとても残念だと思いました。もやもやした気持ちがずっと続いていました。
でも悩んでいても時間が過ぎていくばかりなのでとにかく編入ってどうすればいいのだろう。ということから始めました。編入の知識は何にもないのでネットで編入のことを調べ始めました。そして中ゼミと出会いました。今でも憶えているのですが、私は事前に電話をしないでいきなり中ゼミに初めて行きました。とても緊張していました。2月でした。でも、その時にちょうど教育の高橋先生とお話しすることができ、色々相談にのってもらいました。今思うと高橋先生はとてもお忙しいのであの時面談ができたのは本当に運が良かったです。本当に丁寧に話を聞いてくれてとても安心しました。そしてそこで改めて編入することを決意しました。

 そして私は、春期講習から中ゼミに通い始めることになりました。
まず、びっくりしたのは添削英語です。全然できませんでした。でもとにかく復習が大事だという先生の言葉を信じてなるべく再提出はしました。また、学校が始まると両立が意外と難しくて夏休みまであっという間でした。また前期はなるべく本を読むようにして活字に慣れるようにしました。本を読むことは知識も広がってとてもよかったです。単語のテストも毎回あるのでそれを機会に覚えることは大変だけどありがたかったと今は思います。夏休みは土日以外、毎日朝から授業があり受験へのリズムをつくることができました。秋になると試験ももうすぐということで焦りもありましたが、中ゼミに通ってその不安や焦りを解消していきました。また秋以降ころからは自分から先生に分からないことを質問できるようになりとても充実していました。
ここで、一番思い出に残っているのは志望理由書の作成と面接練習です。本当に先生方やスタッフの方にお世話になりました。志望理由は自分の中でしっかり持っているはずなのに、言葉にする、伝えるということが本当に難しかったです。また、自分の書いていることに対する先生の意見にとても落ち込むこともありましたし、編入するかどうかで迷ってしまうこともありました。でも、そういう状況を受付のスタッフの方が気付いてくれ色々フォローして下さいました。また、たくさんの先生に見ていただき励ましてもらうこともありました。本当に感謝の気持ちでいっぱいになります。また、面接練習でも専門の先生でないにも関わらず、試験前日まで私の満足がいくまで指導してくれた先生もいました。色々な先生のおかげで面接も乗り越えることができたと思っています。
そして無事に合格しすぐに中ゼミに行くと色々な先生からおめでとう!よかったね!と言ってもらえてとても嬉しかったです。あの時の瞬間は本当に本当に信じられないくらい嬉しくてやっぱり悩んだけど、挑戦して良かったと心から思えました。

 合格が決まってから周りの人たちには大変だったね。と言われることが多いです。でも、私自身、ふり返ってみると確かにとても大変だったのですが充実していたということのほうが大変さよりも勝っていたと思えます。淡々とした受験生活でしたが、目的があったし自分で決めたことなのでやっぱり充実していたのだと思います。私は、添削英語の点数も悪く、小論文の評価も悪かったです。中ゼミの模試の判定でも合格する確率は低かったです。でも、実際の試験は中ゼミで勉強していることよりも基礎的なことが多かったために救われたと思います。基礎はやっぱり大切だと改めて実感しました。
また、中ゼミで友達になった子達の存在もとても大きかったです。不安なことなどよく話していました。夏休みは特に一日中中ゼミにいるので色んな話をして気分転換にもなりました。私を含めて3人とも合格し今でも時々会ってお話をする仲です。とても幸せなことだと思います。
今は、勇気を持って一歩を踏み出すことができた自分がいて本当によかったです。もちろん後悔はありません。特に今大学で自分の勉強したい分野の授業を受けているときは編入できてよかったと思っています。でも、それは自分だけの力だけではありません。応援してくれた両親や友達にも感謝しています。そして何よりも中ゼミの先生方、スタッフの方には本当に感謝しています。本当にありがとうございました。

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