二つの受験体験記

お茶の水女子大学の体験
私は、とにかく在籍大学を辞めたいという一心で編入の勉強を始めた。辞めたい理由は色々とあったが、私の実力で合格を頂けたのは、この誰よりも合格したいと言う気持ちが勝っていたからだとしか考えることができない。
編入を決意してから、予備校は迷いなく「長い伝統」「合格実績」そして「情報量の多さ」が揃う中ゼミに決めた。私は、2月からのプレ学期で赤田先生の小論文の授業を取り、4月からの通常授業では、週6日中ゼミに通った。最初は、国立大学という漠然とした志望大学しかなく、志望校別の対策のことは一切考えず、ただ英語と小論文の勉強をしていた。前期は、単位数が大幅に足りていなかったため大学の授業が多く入っており、平日は中ゼミの授業以外ではほとんど勉強する時間がなかった。なので、まず前期の間は授業中に全てを理解し、暗記できるものはして、土日に復習をするというサイクルで勉強していた。夏休みに入り夏期講習が始まってからは、前期にできていなかった勉強量を取り戻すため、1日中勉強をした。英語は、1学期の復習、単語・熟語の強化、文法書と、先生に勧めて頂いた長文問題集を繰り返しやった。小論文は、板書したノートを見返しながら書き上げ、授業中に必ず提出した。そして、英語、小論文共に、再提出を心がけ、自分の改善点を確認した。
8月の下旬頃に志望校のことを考えだし、試験時期などを考慮して、10月にお茶の水女子大学を受験することを決めた。研究テーマをお茶の水女子大学に合わせ9月に入ってから、志望理由書を書き始めた。先生に何度も何度も添削して頂き、非常に満足のいく志望理由書を完成することができた。しかし、お茶の水女子大学は私にとって決して手の届くところになく、試験日の直前まで、玉砕覚悟で行こうと少し後ろ向きの気持ちを持っていた。それでも、できる限りのことをしたく、試験日が1週間後に迫ってからは、英語は、単語・熟語を完璧にし、社会学の添削英語の1学期分・夏休み分を一気に解き直した。小論文は、過去問を解き、これも先生に添削して頂いた。小論文は、お茶大が出しそうな「家族問題」「女性問題」の知識と、今年出そうな「リスク社会」の知識を紙に雑にではあるが軽くまとめ、当日見られるようにした。 そして、試験当日。試験当日はとにかく目の前にある問題をやった。変な緊張は全く無く、中ゼミの授業で添削課題を解いているのと同じように、いつも通りの感じで解いた。しかし、試験が終わってから、あそこはこう書いておけばよかったなとか、小さなミスが色々と出てきて、よくよく考えるとひどい答案を出してしまったのではないかとまで考えた。なので、1次通過を知った時は、驚きがあった。だが、お茶大は、1次合格者は平等に2次面接のチャンスが与えられると聞いていたので、せっかく面接の機会を得たならば、できる限りのことはしようと思い、面接練習に切り替えた。
面接当日は、予想以上の量の回答を求められたが、丁寧な口調で間を開けず話すことを心がけ、面接官に自分の考えを届けようという一心で面接試験を受けた。お茶大の面接官の方々はとても優しく、私の話をうなずきながら聞いて下さるのが本当に嬉しかった。終わってからは、どちらの結果でもいいだろうと言う気持ちでいた。しかし結局、2次も合格し、合格通知を頂くことができた。
私は、この合格は、何より、中ゼミの先生方のご指導の賜物だとしか思えない。全てがそのまま実力になる素晴らしい英語・小論文の授業がある。志望理由書も何度も添削して頂いた。そして、面接練習では、先生から沢山の貴重なアドバイスを頂き、それを実際の面接でも言わせてもらい、合格することができた。感謝をしてもしきれない。本当にありがとうございました。「周りが遊んでいる間に勉強するなんて大変」よく思われるが、私は、中ゼミに来て授業を受け友達と話し、編入試験の勉強をしている間が一番充実していて楽しかった。勉強意欲のある生徒たちは、授業を受けるにあたり、前席確保の争奪戦をする。先生への質問には列ができる。先生のおっしゃる一言もメモを取る。そういった光景が本当に心地よく、沢山の刺激をもらった。先生方のおもしろい授業の板書ノートは、私の宝物となった。
中ゼミに入り、編入試験を経験したことで人生観も変わり、目に見えないかけがえのないものを手にすることができた。この先、中ゼミへの感謝の気持ちを忘れることはない。編入試験は、狭き門と言われるが、それは間違いないと思う。しかし、中ゼミの授業とサポートがあれば、自分の努力次第で突破できる門であることも間違いはない。なので、是非後悔の残らない全身全霊の受験生活を送ってください。皆さんの合格を心から祈っています。応援しています。

立教大学の体験記
編入試験は、情報が少なく募集人数も少ないことから、日々勉強はしているものの、実際自分も試験を受けるまではどのようなものなのかはわからなかった。しかし、焦りと不安に押し潰されることは無かった。「試験会場に入った時に結果は決まっているんだ」そう中ゼミの授業での先生の言葉が私には本当に印象的で、日々の勉強では焦りや不安を抱くより、目の前の答案を少しでも綺麗に完成させようという思いが強くなった。中ゼミの授業は全てが楽しく、自分の中の知識が一つずつ増えていくのを実感した。授業で教わることはその場で必ず理解し、なるべく暗記までした。そして、添削課題は再提出を心がけ、自分の改善点を確認した。授業以外では、日々の授業の復習、単語と熟語の強化と、文法書、長文問題集を繰り返した。問題集は、先生に勧めて頂いたものをやり、夏休みが明けるまでは、文法と長文問題集は各1冊をひたすら繰り返した。
立教大学は、1次合格者が当日中に2次面接を行うため、筆記勉強と共に面接練習も並行して行った。面接練習は志望理由書をもとに、先生に丁寧にして頂いた。初め、私は、面接は大丈夫だろうという安易な気持ちでいたが、いざ模擬面接を行うと、先生の質問に全く答えられず散々だった。それなりに練習はしていたし、話すのも苦手ではなかったのだが、ひどい模擬面接になってしまった。終わってから理由を考えていると、私には、伝えたいと言う気持ちが全くなく、ましてや伝えたい事もなかったのだと思った。なので、まず、一言で言うと自分は何が言いたいのかを軸にして、とにかく自分の伝えたいことを言うようにした。面接練習では、先生から沢山の貴重なアドバイスを頂き、最終的に形になることができた。編入試験は、筆記試験はもちろんだが、志望理由書が重要になると感じる。現大学の専攻や現在やっていること、やっていたことを上手く志望理由に繋げ、編入先でそれを深めたいと言う形にすると、とても印象がいいと思う。そして、志望理由書でも面接でも、受動的ではなく能動的に学習しているのだということをアピールするとよりよいかと思う。
試験当日は、冒頭にも書いた先生の言葉を思い出し、落ち着いて試験を受けることができ、2次面接に進むことができた。面接も決して上手くいったわけではなかったが、後悔の残るものではなかった。そして、無事に、2次も通過し、合格することができた。
この私の合格は、中ゼミがあってのことであるのは言うまでもない。確実に実力の付く授業と、志望理由書・面接のご指導、先輩方の実際の受験情報と、全て最高のサポートをして頂いた。
先生方には本当にお世話になり、感謝してもしきれない。本当にありがとうございました。
自分の力は、実際試験を受けて初めてわかるものなので、先のことを詮索するのでなく、確実に実力を上げるように勉強していくことで、合格がぐっと近づくと思う。かけがえのない受験勉強期間を、有意義に過ごして欲しい。皆さんの合格を心から祈っています。応援しています。

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