中ゼミ!

大学編入試験を終え、こうして中ゼミの合格体験記を書けることをうれしく思っています。大学2年の夏、わたしは中ゼミと出会い、一生忘れられない経験をしました。
高校3年生のとき、一般入試で失敗し、滑り止めで受けた大学に入学したわたしは、何の目的もないまま、ただダラダラ毎日を過ごしていました。どうせ大学受験で失敗した負け組みだから、とか、どうせ就職も期待できない、などと不平ばかり言っていました。
そんなある日、大学の友人から大学編入の話を聞いたのです。編入なら一般入試で受からなかった大学にも合格できるかもしれない、と期待したものの、編入試験の問題や面接状況など、実態がよく分からないので、1年以上受験するかどうかで悩みました。一般入試で大失敗したわたしは、また編入試験も落ちたらどうしようと、自分に自信が持てなくなっていたのです。
大学2年の夏、両親に思いを打ち明けたところ、「今年受験してダメだったら諦めなさい。でもあなたが本気でやりたいことだったら、わたしたちは応援するから頑張りなさい。」と言ってくれました。こうして編入受験を決意したわたしは、自宅学習には限界があると思ったので、合格実績がよく、面倒見もよいと評判だった中央ゼミナールに入学し、一般入試で不合格だった日本女子大に合格することを目標にしました。
大学2年の夏期講習から勉強を始めたわたしは、とりあえず基礎から始めてみよう、という気持ちで「添削英語基礎徹底」を受講しました。狭い教室に100人ほど生徒が入り、人数の多さに圧倒されました。これだけ生徒がいたら、先生の指導も雑で、一人一人に細かいチェックができないのでは、と心配しましたが、無駄な心配でした。中ゼミでは今日提出した答案が、翌週には先生のコメント付きで返されるのです。そのおかげで、授業内容を忘れないうちに授業の復習をすることができました。夏期講習中に、先生が、「この夏から編入の勉強を始めた人は、高校受験の勉強から始めたほうがいいと思う」とおっしゃいました。三ヵ月後には本番の試験があるのに、どうしていまさら高校受験から勉強しなければならないのか、不安になりましたが、一応言われたとおりしてみようと思い、問題集を買って勉強したところ、自分の苦手な部分が分かり、和訳も正確に丁寧にできるようになったのです。講習初日は、高校受験の文章で60点くらいしか取れなかったのに、講習最終日には90点くらいにまで点数が上がりました。それから、中ゼミの先生のアドバイスや助言は全部信じよう、と思いました。
夏期講習はとにかく英語をつめこみ、秋からは古文と面接対策に力を入れました。大学が始まると演習やレポート提出が容赦なく襲い掛かり、何度か受験を辞めたくなりました。でも中ゼミの自習室に行くと、絶対合格してやる、というみなさんの強い気持ちが伝わってきて、また頑張ろうという気になれたのです。夏には基礎徹底で5、60点だった英語の点数も、BSで成績上位者一覧に名前がのるようになりました。志望書の添削と面接の練習をしてくださった先生は、日本女子大のご出身で、先生のお話を聞くたびにわたしも同じ学校に行きたい、とやる気を出させてくれました。
そしてむかえた受験当日。緊張して胃が痛くなりましたが、英語、古文、小論文と中ゼミでしっかり過去問をチェックし、傾向と対策をつかんでおいたので、落ち着いて受験することができました。面接も、先生に練習のとき質問された内容をそのまま聞かれ、中ゼミに入っていてよかったと、心から思いました。
合格発表当日、結果を大学の授業が終わったあと、目白の日本女子大のキャンパスまで見に行きました。
結果は…合格!! 
高校生のころから憧れていた学校に入学できると思ったら、嬉しくて涙が出ました。両親も中ゼミの先生も、そして在籍校の友人や担任の先生まで、わたしの合格を祝福してくれ、受験してよかったと心から思いました。
入学した学校が嫌で始めた編入試験でしたが、振り返ってみると2年間通った大学も、仲のよい友人や尊敬できる先生にも出会えた、よい学校でした。そのことに気づかせてくれただけでも、編入した意義があったと思うし、文句ばかり言っていた自分ともケジメをつけることができました。
もちろん、編入に合格してこれで終わりなのではなく、これから何をするか、何をしたいのか考えることも必要だと思います。4月から新しい環境で、頑張ります!!
最後になりましたが、授業の先生方、そして事務スタッフのみなさん、本当にお世話になりました。深くお礼申しあげます。

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