~充実した日々を~

 はじめに、この合格体験記を書くにあたって、私の思いを汲み取って大学編入を賛成し、背中を押してくれた両親、授業や個人面談以外にもあらゆる面で手厚くサポートして下さった先生方、職員の皆様には心から感謝申し上げます。
 以下、「私が大学編入を決意した理由」「学期ごとの中ゼミでの生活」「私が大事にしていたこと」「最後に」の順に記していきたいと思う。
 さて、私が大学編入を決意した理由は、大学受験で失敗し、滑り止めの大学での日々にどこか満足できなかったからである。また、将来の選択肢を広げるために、今よりもさらに良い環境で学びたかったからである。そういう私の思いに気付いていたのか、なんと母親の方から私に大学編入の話を持ち掛けてきた。当時、大学卒業後は大学院に行こうかなと考えていた私にとって、大学編入はまさに目から鱗であった。
大学編入について素人同然の私は、両親と話し合って、大学編入の予備校に通うことになった。そして、中央ゼミナールを選んだ理由としては、大学編入において歴史が長いということ、在学中の大学と自宅の間にあり大学との両立も十分可能であるということが最大の決め手であった。
 中央ゼミナールにはプレ学期・一学期・二学期を通してお世話になった。プレ学期ではTOEIC講座と専門科目であるマクロ経済学とミクロ経済学を受講した。プレ学期から専門科目を受講し、論文や論述の形式に慣れておくことができたので、四月から始まる一学期の講座も戸惑うことなく受講できた。ただ四大生の私にとってプレ学期と一学期の最大の違いは、在学中の大学とのダブルスクールになるということであった。上京して一人暮らしだった私は、まず中ゼミや毎日の自習を習慣化するために、手帳を使って一日のうち大学以外の自分の使える時間を可視化し、継続できるような一週間の勉強のスケジュールを決めた。私は、このスケジュールを決めることで、中ゼミや毎日の自習を自分の生活の一部として継続することができた。一学期は基本的にこのスケジュールに沿って勉強してきたが、梅雨~夏の時期から志望理由書を書く必要があったので、このスケジュールに志望理由書の時間を加えて学習を進めていった。そのため、志望理由書も焦ることなく終えることができた。夏休みは中ゼミの夏期講習に参加した。夏休み用の勉強のスケジュールを作り、かつ、中ゼミの勉強にしっかり集中できた。二学期には、志望大学の受験が始まり、中々復習ができない時期もあったが、そのときはスケジュールを変更することでうまく対応できた。私は、このスケジュールのおかげで大学編入の期間、勉強を継続でき、合格を勝ち取れた。
 この大学編入の期間を通して、私が最も大事にしていたことを二点述べていく。一つ目は、「当たり前のことを当たり前にやる」ということである。これを中ゼミに当てはめると、「中ゼミの授業に休まず出席する」「復習する」「再提出する」といったことであると思う。はじめはつらいかもしれないが、この「当たり前のこと」を続けていくことで、自分の解ける問題が増えていき、少しずつ勉強が楽しくなってくるのではないかと思う。二つ目は、「毎日を充実させ、勉強できていることに感謝する」ということである。私は、いつも「合格や成功した人が幸せになる」のではなく、「日々の幸せや充実感を感じられる人が合格や成功を勝ち取れる」と信じている。だから一人一人が充実した日々を送り、合格を勝ち取ってほしい。
 最後にここまで私の合格体験記を読んでくれて本当に嬉しい。ありがとう。私の体験や思いが少しでも参考になればこの上ない思いである。そして、今、この合格体験記集を読んでいる皆さんが合格を勝ち取り、嬉々として自らの合格体験記を書けることを心から願っている。

タイトルとURLをコピーしました