失敗から学び、最高の合格体験

 私は怠け者です。ですが、競争で人に負けるのはとても嫌いです。なので、そういう人向けに書くつもりです。夏休みの宿題は最終日付近になってようやくやり出し、それまでは部活や自分の好きな遊びなどに時間を費やしてばかりでした。このままではいけない事は、頭の片隅にあったのですが、中学高校と周りの人が頭の良い学校に通っていたせいか、最終的にはなんとかなるだろうと思っていました。そして迎えた大学受験で、今までの怠惰な生活によって自分が滑り止めと思っていた日東駒専にすら入れず、やむなくそれより下の大学に行くことになりました。その時、一緒に勉強していた友達に泣きながらその事を報告しました。大学に入ってからは、その悔しい思いを胸に勉強を頑張り、成績は上の方を取れるようになりました。
 そんなある日、3年次から大学に編入できる制度があることを知り、私は胸が高鳴るような感覚を覚えました。大学受験の巻き返しができる、と思いすぐに中央ゼミナールに行くことを決意しました。中央ゼミナールに入ってからはとても忙しかったです。毎日大学の授業を受けた後に、夜の9時まで授業を受け、帰りの電車と家に帰ってからの復習で1日が終わりました。しかし、中ゼミでの授業はとても簡潔で頭が良くない自分でも分かりやすく教えてくれたお陰で、日々の成長が感じられ忙しい日々も辛くはなかったです。
 そして1回目の模試で、志望校B判定が出ました。日々の努力が報われた気がしてとても嬉しかったです。しかし、ここで私の悪いところである怠け癖が出てしまい、夏期講習という大事な時期に手を抜いてしまいました。その結果は入試1ヶ月前の模試で思い知らされました。志望校D判定が出て、大学受験で失敗した事を思い知らされました。そこからの1ヶ月の勉強については、中ゼミでの個別面談で相談させていただき、苦手な経済の勉強に重点を置き、1学期の内容から見直したりして、本番でとにかく1点でも多く取れるように努力しました。
 迎えた入試で、夏期講習が終わってからの1か月間で見直した内容が半分弱、出題されていたので落とさないように確実に解きました。ですが、英語が思っていたほどできず、福島大学には落ちたと思っていました。そこで帰ってきてからすぐに中央ゼミの面談を予約して、次の駒澤大学の受験に向けて、学習計画を立てていました。しかし、試験日から12日後の結果発表で自分の番号があった時、自分の今までの努力は無駄じゃなかったのだと、心から喜びました。私は怠け者なので、きっと1人では福島大学合格はできていなかったと思います。分かりやすい授業を展開してくれたり、時には厳しく叱って自分のやる気を出させてくれた中ゼミの先生のお陰だと思っています。この場をお借りして心より感謝申し上げます。福島から東京に帰省した際にはまた顔を出したいなと思えるような場所でした。

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