高校退学から国立大学へ

 私が編入学を志すきっかけになったのは、友達の影響でした。在学中の専門学校には姉妹校の大学があり、そこに編入することを当初は考え、入学しました。編入の勉強を始めようと考えた時に、自分が将来本当にやりたいことは何かを深く考えるようになりました。その時に、自分自身の可能性を、高校を退学した過去が邪魔をして、自分自身で自分の可能性を狭めてしまい、自分には国立大学へは行くことができないと考えていました。そんな時に、クラス替えで国立大学を目指す友人に出会いました。その友人が必死に勉強する姿を見て、自分もこのままではいけないと思い、東北大学を目指すようになりました。
 中央ゼミナールに入学したのは、春からです。その友人と経済・経営の知識を合格水準まであげるには入学するしかないと考えたため一緒に入学しました。中央ゼミナールの授業は正直なことを言えば、「大変」の一言です。今までの人生で、長時間勉強したこともなかったので、どのようにして復習すればいいのかを直接先生から聞いてやっていました。在学中の学校の勉強や、その課題と並行して編入学の勉強は本当に辛かったです。しかし、周りの友人たちの姿を見て、このままではいけないと自分に言い聞かせ勉強を続けました。先輩や先生方から、一番辛いのは夏だと聞いていた夏期講習は、何度も途中で諦めかけました。その度に周りは励ましてくれました。
 自分が試験で使おうと考えていたのは、小論文、英語、経済、経営です。それらの授業は、復習はもちろんながら再提出を繰り返しました。授業の終わりに気になることやわからないことがあれば必ず先生に聞き、補おうとしていました。受けた大学は合計6つになります。現在この受験体験記を書いている段階では2校しか受かりませんでした。駒澤大学と福島大学です。東北大学を目指していたため、試験問題が難化した福島大学へも合格できたのではないかと思っています。そのため、目指す大学は難しければ難しいほど良いのではないかと私は考えています。私の合格は先生や友人の支えがあり、何よりも中央ゼミナールへ通ったことが一番の要因です。中央ゼミナールの教材を心から信用すれば、難関大学への合格も可能になると、私は考えています。
 編入試験は、一般試験に比べれば教科も少ないため簡単と考える人も多いかもしれません。しかし、それは間違いだと思います。辛く、険しいものです。これからどこの大学を目指すにしろ、人生で一番勉強する期間になるのではいかと、私は思います。

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