信念

 この合格体験記を書くにあたって、この1年半、支えてくれた人たちに感謝を言いたいです。本当にありがとうございました。この合格体験記を見て、これから編入試験を受ける人たちに少しでも、勇気を与えられたら嬉しいです。
 私は小中高全てをサッカーに捧げてきました。そして、その分勉強をほとんどしてきませんでした。そのため、高校では赤点を20枚ほど取り、成績は下から数えた方が早いほどの学力でした。ギリギリ、高校2、3年で定期テストを立て直し、指定校推薦で進学しましたが、中ゼミに来た当初はbe動詞もわからない状況でした。そんな状況で編入をしようと思ったのは、サッカー選手という夢を諦め、次の夢に向かうための基盤作りをするためでした。具体的にいうと、これまでやってこなかった勉強をすることで、トップで活躍できる学歴を手にするためでした。
 be動詞も分からない状況であったため、私は英語を中1の問題集から始め、コツコツやりました。しかし、ゼロからで4月からの半年間じゃ受かるはずもなく、一年目は全落ちという結果に終わりました。この時、私は意外に冷静だったことを覚えています。私はすぐに切り替え、落ちたことを確認したその日から勉強を続けました。その後、英語を中心に12月、そして春休みを過ごし、TOEICを3月に受けました。ここで425点しか取れず、この結果を受けて、本当に危機感を持ちました。しかし、サッカーをやっていた時から、うまくいかないとき、楽しくないとき、辛い時にあえて、冷静に現状を把握しようとする癖を付けていたため、ここで冷静に弱点を分析しました。何ができて、何ができなくて、何が練習でできて、本番じゃできないのか、そして、出来ているつもりになっているのは何なのかを徹底的に分析し、5月には805点まで伸ばすことができました。二ヶ月で400点近く伸ばすことに成功した私はここで勉強はこうやったら伸びるのかというコツを掴みました。TOEIC終え、次は専門科目を取り組みました。去年やっていたこともあり比較的スムーズに勉強をすすめられました。そして、夏休みの模試では、一位になり、さらに、明確な自信を手に入れました。その後、無事に神戸大学に合格しました。この神戸大学の試験では、準備してきた経営学が全く通用しない問題が出ました。しかし、ここでも冷静にほかの科目を見て、マーケティングに切り替え、合格しました。
 編入試験の勉強は振り返れば、サッカー以上にうまくいかないことや、辛いことが多かったです。時には折れそうにもなりましたが、常に前向きでいようとしていました。冷静に前向きになろうとする癖は必ず、勉強に生きてきます。最後になりますが、これから編入試験を受ける人たちは神戸大学に受かりたい、旧帝大に受かりたい、中央大学に受かりたい、日本大学に受かりたいなど色々な目標を持った人たちがいると思います。人によって学力が違ったり、勉強が好きだったり嫌いだったり、色々あると思いますが、目標を達成するための近道は、「1日、1日をやれるだけ全力でやる」だけです。それ以外はなく、これはどの人にも通じると思います。どんな時でも、冷静に、前向きに、たまにしんどくなりながらも、目の前のことを一つずつやっていってください。心の底から応援しています。自分もまだまだトップを目指します。
 頑張りましょう。

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