看護編入合格までの道のり

 私が編入を考えるようになったのは2017年3月頃、その後本格的に受験に向けて勉強を始めたのは4月上旬、中央ゼミナールに入学したのは5月31日と若干遅めのスタートだったように思います。また、本当は総合コースに入学したかったのですが、色々と事情があり難しかったため、一人ではどうやっても対処しきれない小論文を単科で受講しました。そして、無事に7月中旬受験の筑波大学に合格することが出来ましたので、今回は、どのような勉強方法を行ったか、また、どのように中央ゼミナールを活用したかについて書かせていただきたいと思います。
 まず英語勉強に関してですが、私には語学留学の経験があったため勉強自体は苦になりませんでした。しかし語彙力の少なさや、文法や構文忘れなどが原因で細かい訳が出来ないことが多々ありました。そして、英文全体をニュアンスで把握する(それも勘違いしていることが多い)という悪い癖がありました。また、速読の技術もかなり低下していました。そのため、JAPANTIMESやJAPANTODAYなどの英字新聞を毎日2個以上読み(Facebookでそれらをフォローし“トップに表示”にしておくと、FBを開く度に英文ニュースを読まざるを得ない状況になり勉強のためには効果的でした)、その中の分からない単語を覚え、内容を細かく正確に理解出来るまで何度も読み返しました。また、看護編入英文の中でキーとなる“少子高齢化”“虐待”“がん”“生活習慣病”“心筋梗塞”“脳梗塞”などなど多くの看護に関連する単語はしっかりと頭に入れるようしました。これらの単語は5校ほどの過去問を各5年分解く中で拾い上げることや、JAPANTIMES等を読むときには医療保健福祉に関するものを選択することでカバーできたと思います。
 次に看護学に関してですが、私には臨床経験が6年間ありましたが、看護学校では習うことがないような独特な領域ばかりでした。また、その後の3年は看護から離れた生活を送っていたため、勉強は苦戦しました。最初は、国家試験の必修問題すら解けなくて焦りました。そのため、まずは、基礎を固める事が大切だと認識し、最初の1ヵ月は国家試験過去問題集を解くことに徹しました。そして、正解した問題に関しても、なぜその答えになるのかをしっかり考えるために、解答の解説、レビューブック、インターネットの看護サイト(看護rooやナースプレス)や大学病院が編集している信憑性のあるサイトを読む中で深めるようにしました。読むだけでは忘れるので、学んだ知識は国試問題集に書き込み、見返したときに分かりやすいようにまとめました。また、国試の良問を10年分ほど収めているスマホアプリをダウンロードして、電車に乗っている時間や、ちょっとした隙間時間に解くようにしていました。これらを一周した時点で(1か月半で一周したと思います)、千葉大学、筑波大学、山梨大学、島根大学、山形県立保健医療福祉大学などの過去問を5年分ずつ解いてみました。そして、国試対策だけでは足りないことを知り愕然としました。その日からは、様々な学校の過去問を解き、その中でわからなかった領域は本や看護サイトで調べ知識を広げること、応用力を身に着けることを目的に学習を進めていきました。同時に、国試問題集は最低3周することを目標に取り組みました。
 次は小論文に関してです。私は、短時間で考えをまとめることが苦手でした。また、添削者がいないため、どの程度の出来栄えなのか自分で評価をすることが出来ず不安でした。よって、医療系小論文を受講することにしました。私が入学した時点では、すでに授業が半分終わっていましたが、終わってしまった授業の分も小論文を書くと添削していただく事ができました。そのため、実質全部の授業に参加することが出来た気分で大変満足しています。そして、やはり、小論文は専門家に添削をして頂く事が大切だと実感しました。漢字のミスや、論理的で説得力のある文にする為のアドバイスなどを頂くことができたからです。これらは、一人で行っていたら決して気が付くことが出来なかったように思います。また、先生の解答例を見る中で、多様な捉え方を学ぶことが出来ました。
 最後に、宍戸先生との面談についてです。私は、5月下旬に一度宍戸先生に相談をさせてきただき5月31日に入学しました。相談をさせていただいた時に、「6月に入学して受かった子もいるから大丈夫」とおっしゃってくださった事、過去問や過去の受験に関するデータが豊富にある事から入学を決めました。また、以前、筑波大学に7/10人合格実績があること、宍戸先生は看護編入に強いということから、他の予備校には見学にいかず即決しました。実際入学して、宍戸先生にサポートをして頂けて本当によかったです。まず、筑波の願書が6月9日必着だったので、中ゼミ入学後すぐに対応をして頂き、無事に願書をまとめ提出することができました。今、添削前後のものを見比べるとゾッとするくらい違います。添削前の願書を提出していたらどうなっていたのか…。また、宍戸先生とお話しをしながら、自分の思いをまとめることや、考えを深く掘り下げる作業を行うことができました。私は合格できる自信がなかったので、友人には編入試験を受ける事を秘密にしていました。また、一番の理解者である夫は海外に滞在しており頻繁に連絡が取れる状況ではありませんでした。そのため、宍戸先生に話しを聞いてもらい、考えをまとめることが出来たのは本当に良かったです。願書や志望理由は一人で抱え込むと、一人よがりになりがちなため、知識の豊富な方にアドバイスを頂き微調整・肉付けを行うことが大切だと思います。宍戸先生は、私たちの考えを軸に微調整してくださるので、自分らしい願書や面接での受け答えを完成させることができると思います。

 以上が、私の合格までの道のりです。だらだらと書いてしまいましたが、合格のために私が大切だと考えることは、

†国家試験過去問題をなぜその答えになるのか考えながら解き基礎基盤を作る
†様々な大学の過去問題をできるだけたくさん解き知識を増やす
†書き上げた小論文は専門家からの評価を受ける
†宍戸先生とお話しする中で自分の考えをまとめ、完成度の高い願書を作成する、面接対策をする
です。

 私は事情があり単科生でしたが、看護学・英語に関する知識を深め、自信を得るためには総合コースに入ることができるのがベストだと思います。勉強中や受験日に友人がおらず少し不安もありましたし・・・。
最後になりましたが、宍戸先生をはじめ、お世話になった方々に心から感謝しています。ありがとうございました。

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