好きなことを見つけることが大切

 編入って大変だな。これは私がよく言っていた言葉です。しかし、勉強だけが大変だと言っていたわけではありません。編入は情報量が少ないし、時期的に周りに受験勉強をしている人はあまりいないし…と悩んだことがたくさんありました。そんな時にいつも思っていたのが、中ゼミに通っていなかったらどうなっていたのだろうということでした。中ゼミには過去問やその他資料、頼りになる先生方、そして共に勉強を頑張っている仲間たちがいました。それがどれだけ励みになっていたかは計り知れません。実際に、馴れ合いにならないように塾ではなるべく友達を作らないようにしていました。しかし、自習室で自分より先に勉強を始めている人を見て見習おうと思ったり、たまにだらけてしまっていた自分を奮い立たせたりしていました。今は、本当に中ゼミに通ってよかったと思っています。合格した時に先生におめでとう、と言っていただいたときは本当に泣きそうになりました。勉強以外にも、くじけないで前向きに目標に向かうことの大切さを学ぶことができました。感謝でいっぱいです。
 編入学を目指すことを決めたきっかけは覚えていないほど何となく、という感じでした。自分の先輩が中ゼミに通っていたこと、また、親に予備校に通ってみたら、と言われたことから中央ゼミナールに入学しました。授業を受けていくうえでやっぱり私は英語が好きだ!と気付くことができ、また国際関係について学んでいくうえで自分が興味を持っていることを見つけることができました。そこからは、勉強がつらいと思うことはありませんでした。むしろ、勉強すればするほど成績が伸びてくれる英語、本を読めば読むほど増えていく国際政治の知識に感動していました。自分のやりたいことを勉強することって本当に楽しいんだ、と実感しました。目標はもちろん合格することでしたが、それ以上に好きなことを勉強していることを楽しんでいました。だからこれから編入学試験の勉強をする皆さんには自分の好きなこと、学びたいことを見つけてほしいです。私は今まで自分が何に興味を持っているのか、何が得意で何が勉強したいのかなど分かっていませんでした。志望する大学も、正直初めは憧れで何となく行きたいなと言っていたくらいでした。しかし、中ゼミのさまざまなガイダンスや授業などで自分が勉強したいと思えるものを見つけることができ、しっかりした理由をもって志望大学を決めたことがまず、合格への第一歩だったと思っています。
 また、中ゼミで勉強したことは必ずこれから先どこかで役立つと思います。私は、勉強以外にも、どんな話もきちんと聞くことや、一つのことに一生懸命取り組むことの大切さを学びました。また、勉強に関しては合格がゴールではなく、大学に入学したときに頑張ってついていくための土台を、中ゼミで作ってきたのだと思っています。確かにつらいこともありました。一つ目の大学に落ちた時は、頑張ったのに何故だろう、と3日間はかなりへこんでいました。しかし、編入はそこでへこんではいけない、次があるのだから、ということを頑張って言い聞かせて、1か月全力で勉強をしました。落ちても後ろは振り返らずに前向きに勉強を続けることが大切だと思いました。編入学試験は自分を変えるきっかけになると言えると思います。
 中ゼミに通った半年と少しの間は、本当に充実していました。中ゼミに通わせてくれた両親、中ゼミの先生方、スタッフの方々にもお礼を言いたいです。ありがとうございました。

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