努力すれば必ず報われる

1. 編入するきっかけ
私が大学編入を決めたのは高専4年生の12月頃でした。高専だと卒業後、進学(編入または高専の専攻科)あるいは就職なのですが、まだ社会に出るのは早いと感じていたのと、高専から就職できるところは限られていると思ったので、編入を決意しました。昔から語学が好きで、中国語圏の帰国子女という事もあり、中国語専攻でいく事に決めました。初めは英語か中国語かで迷っていましたが、競争率の高い英語よりも中国語の方が倍率は比較的低く、英語を話せる人は沢山いるので、中国語を選択しました。

2. 勉強方法
12月に進路を決めたものの、まずは何から始めれば良いのか分からなかったので、中ゼミの中村先生に電話で相談したところ、中国語の語学力を高めることと、研究テーマを決めることを勧められたので、中国語検定2級の取得と、研究テーマを決める作業に入りました。既に中国語検定3級を取得していたので、中国語検定2級は1か月集中して勉強することで取得することができました。中ゼミでは、中国語購読に1タームだけ通いました。県外だったので通うのが大変でしたが、中国語文法の基礎の復習や過去問の添削、志望校別の勉強方法など有益な情報を得ることが出来ました。
研究テーマは、初めて中村先生に添削してもらった際に具体性が足りないと言われたので、国会図書館に行って学術論文や関連資料などを読み漁り、徐々に具体性をもたせて形にしていきました。添削を受けるまでは、こんなにも具体的に書かなければいけないとは思っていなかったので、正直驚きました。初めは穴だらけだった志望理由書も中村先生に何度も何度も添削していただくうちに、これ以上直すところがないと言われるほど、満足のいく研究テーマを設定する事が出来ました。また相談を重ねる上で、志望理由や編入後に勉強したいことがより明確になり、面接対策にもなりました。志望理由書を丁寧に仕上げられたおかげか、本番の面接では、「志望理由書にやりたい事がしっかり書かれていて目的が明確ですね」と面接官に言われ、研究テーマに関する詳しい質問はあまり受けませんでした。
漢文や中国文学の勉強に関しては、完全に我流で行いました。高専でも漢文の授業は低学年の時に少しありましたが、内容もほとんど覚えておらず、中国文学に至っては授業でやったこともありませんでした。そこでまず、高校生が使う大学受験用の漢文の参考書で漢文の基礎知識、文法を勉強しました。(参考書、問題集はアマゾンで口コミの高いものを買いました。それでよかったのかは分かりませんが笑)次に問題集をできるだけ白文のまま解いて、白文を読むことに慣れるようにしました。中国文学に関しては、中国文学史や中国文学入門などの本を6冊ほど読んでワードにまとめていました。他にも志望校のシラバスを確認して、実際に授業で使用されている教材などを読んでいました。

 


3. 志望校対策
 早めにオープンキャンパスに行くことをおすすめします。オープンキャンパスでは、実際に入りたいゼミの先生と話すことも出来たので、オープンキャンパスに行っていない他の編入生よりは多少なりとも意欲を見せることができるのでないかと思います。入りたいゼミの先生が書かれた論文や書籍などもその大学の図書館などで確認しておくのも良いと思います。過去問も郵送してくれない所が多いので、早めに行ってコピーしておくとよいです。

4. 最後に
 お茶大にはネイティブも受けに来ると思っていたので、まさか私が受かるとは信じられませんでした。筆記試験では、分からない問題も出ましたが、空欄で出すより何か書いた方が良いと思って書いた部分が当たっていたので、自信がなくてもとりあえず何か書いた方が意欲を見せられるし、たまたま当たっていることもあると思います。なので、最後まであきらめずに粘ることが大事です!
受験を終えてみて思うことは、中ゼミなしではどこも受からなかっただろうな、という事です。志望理由書、面接対策、勉強方法、、、本当に何から何まで親身にアドバイスを頂き、志望校に合格することが出来ました。中ゼミの先生方には本当に感謝しています。ありがとうございました。これから編入を目指す方は、中ゼミの先生を信じて努力すれば必ず報われると思います、頑張ってください!!

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