編入のきっかけから合格まで

 まず、私が編入を志したきっかけは大学受験の失敗だったと思います。高3の時、浪人は許してもらえなかったため、滑り止めとして受けていた大学へと進学しました。友達もでき、充実していた日々でしたが、どこか悶々とした思いが残っていました。そう思っていた1年生の夏休み明け頃に、編入という制度があることを知りました。ちょうどその頃、在籍校での勉強内容や、そこからつながる将来にも不安を感じ始めており、以前から興味のあった法律を学びたいという思いが強くなっていきました。
 大学2年の4月から中ゼミへ通学しました。前期は特に、大学の授業と並行しながら毎日中ゼミへ通うのは負担が大きく、大学の課題と中ゼミでの授業をこなしていくことしかできていなかったと思います。今となってはこの頃から授業に出ているだけで済ませるのではなく、計画性を持って復習に励むべきだったと反省しています。
 夏休みの頃が1番精神的に落ちていたと思います。私が志望していた大学の一つには志望理由書の提出があったのですが、私はそれを書くことができず、誰かに相談するわけでもなく、一人でずっと悩んでいました。本来なら悩んでいる時間はないはずなのですが、どうして編入しようと思ってしまったのだろうとかもうやめたいとまで思うようになってしまっていて、夏期講習を休んでしまうなど勉強が手につかなくなることもありました。
 しかし、9月頃、これではまずいと思い、個別面談を利用し始めました。自分の悩みや思っていることを話し、編入後に勉強したいと思っていたことや自分の将来を再確認することができたと思います。志望理由書が書き終わると、過去問の添削をお願いするようになりました。わからないところを聞くことができる点はもちろん、自分一人での勉強では考えられなかったようなことまで知ることができる点がよかったと思います。面談の中では自分の復習不足が明らかになり、厳しく言われることもありましたが、逆にそれがやる気につながっていきました。
 私は中ゼミで今回の受験勉強をしてよかったです。編入しようと思っていることを両親以外には言っていなかったため精神的に辛い時もありましたが、悩みを相談すれば必ずアドバイスをくれる先生方がいるということが特に心強かったと思います。何かを迷ったり、わからなくなったりしたらすぐに相談すべきです。また、一般入試と比べて個人で編入の情報を入手するのは困難なため、中ゼミのある過去問や受験情報は本当にありがたかったです。
 受験が終わり、毎回、面談をしてくださった熊谷先生、授業をしていただいた先生方、スタッフの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

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