最後の最後まで絶対に諦めず、あなたが合格を勝ち取ろう!!

1.編入するきっかけ
 私は高校受験の時から心理学に興味を持ち法政大学に通いたいと思っていましたが、模試での判定はずっとEで受験する前から諦め、受けることすらしませんでした。また、2番目に行きたかった駒澤大学に向けて必死に勉強しましたが、補欠2位という結果でした。その結果が返ってきたときは、2位ならまだ望みはあるかもしれないという淡い期待を抱いていました。しかし結局繰り上がりは0人で不合格でした。滑り止めの大学には合格していましたが、私は就職の際どれだけ偏差値のいい大学を卒業できるかが一番大事だと考えていたので全く高いとは言えないその大学に通うことが嫌で嫌で仕方がありませんでした。友人や近所の人にどこの大学に行ったの?と聞かれるたび悔しい気持ちになり、また同じ高い学費を両親に払ってもらっているのだから少しでも価値のある、良い大学に行きたいと強く思いました。そして入学式からずっと、もっと勉強するべきだったと後悔し、落ち込む毎日でした。そこに編入という試験があり、中央ゼミナールでその勉強ができるということをおばが教えてくれました。有り難いことに、私が挑戦したいと言ったことはなんでも応援してくれる家族だったので4月中頃から中ゼミに通い始めました。
2.勉強方法
 中ゼミでは心理学概論、添削英語S、心理系の添削英語、マーチレベル英語、心理系の小論文の授業を受講していました。はじめに専門の勉強についてお話しします。心理学の勉強はまず心理学概論という本を読み、心理学とはどういうものかおおまかに把握するところから始めました。心理学概論の授業では毎週異なる分野のレジュメが配られるので次の授業までにそこに載っている専門用語を心理学辞典で調べ、単語カードにまとめるということを必ずしました。夏期講習前にはほとんどの分野の授業が終わるので受験当日までまとめ終えた単語カードを暗記することに徹しました。また、法政では研究計画を立てる問題が出るのでそのために統計の勉強も少ししました。心理学はとにかく専門用語の正確な暗記と、それを文字で書き出せることが大事なので受験までそれを繰り返しました。夏明けの法政の試験が近づいてからは研究計画の試験問題を面談で見てもらい力をつけていきました。
 次に英語の勉強についてです。英語は、答案が返ってきてから、どこが違うのかをチェックし間が空いてしまっても必ず再提出しました。これは非常に大事で、合否が分かれてくるポイントでもあるのではないかと私は思います。また、編入ではもちろんターゲットのような一般的な英単語も大事ですが、それ以上に専門の英単語が大事になってきます。実際、試験でも専門単語の英語を訳す問題がいくつも出題されていました。専門単語の対策は中ゼミで販売されていた「心理系大学院入試頻出単語」を10回以上繰り返し暗記したり、授業で出てきたものをノートにまとめ暗記したりしました。また、心理系英語の授業は大学院受験の方が大半を占めるクラスを受講しており、これがとても刺激になり良かったです。点数が悪くへこむことも沢山ありましたが、良い点数を取れた時はとても自信になりました。また、この人たちにも負けないぞというくらいの気持ちで、頑張ることができましたし、なにより永野先生の解説の分かりやすさと人柄、答案へのコメントが私のやる気を維持させてくれました。ほんとうに感謝しています。
3.志望校対策
 中ゼミにはたくさんの大学の豊富な過去問があります。春講習ごろに志望大学の過去問をコピーし、どのような形式かを把握しておくことをお勧めします。編入は大学によってかなり形式や内容が異なるのでその対策をしっかりすることが合格へ近づく大きなポイントになります。過去問を解くのは夏期講習明けくらいで良いと思います。私は受験日の約1、2か月前から解き始め、間をあけて2回繰り返しました。また、できるだけ早めに志望理由書を書いておいてください。後になればなるほど志望理由書を書いている場合じゃないと焦り、精神的にも追い込まれますし、いいかげんなものになってしまいます。面接ではなぜその系統の学部に入りたいのか、どうしてうちの大学なのかは必ずといっていいほど聞かれますし、理由が重視されます。これを特にきちんと考えておいてください。試験が近づいてからは中ゼミの面談を使って練習したり、自分で録音し、聞き返したりして練習しました。
4.最後に
 私は法政大学の一次試験が終わるまで実は法政に通えるとは思っていませんでした。自分なりに必死に勉強してきましたがさぼってしまった日もあり自分を信じきることができていませんでした。また、心理系は合格者が例年少なく、法政は0から1、2人という感じだったので不安でいっぱいでした。法政は筆記で合格した人のみ面接を受けられます。私は自信の無さから法政の面接練習を一回もしていませんでした。今考えればありえないことだったと思います(笑)。当日の試験では過去問と大幅に異なる形式で動揺しましたが、今までの勉強を信じて必死に埋めていきました。しかし、手ごたえはあまりなく筆記が終わった後一次合格者発表まで2時間ほどありましたが、ずっとボーっとしていました。そして発表の瞬間、絶対だめだと思いながら顔をあげたら自分の番号がありました。本当に嬉しくてびっくりして3度見しました。その後すぐに面接試験だったので、犯罪心理学を特に学んでいきたいという熱意やコミュニケーション能力の高さを必死にアピールしました。結果、合格することができました。また一次は私と中ゼミの友達2人だけ通過したのですがその子も合格していてとても嬉しかったです。私は試験中最後まで諦めず何か書くことを心がけました。落ちてしまった人たちはあまり書いていなかったのではないかと思います。これから受験するこれを読んでいるあなたも、最後まで諦めず粘ってください。ぎりぎりまで単語の暗記をしてください。少しでも書けば合格に近づく可能性があがりますが、書かなければ0点です。また、友達と遊んだり旅行に行くのもとても良いと思います。私は友達とディズニーに行ったりご飯に行ったりして頑張る活力にしました。ずっと頑張るばかりでは大事な時期になってエンジン切れになってしまいます。同じ編入受験生として心から応援しています!不安でいっぱいかもしれませんが努力は裏切りません。努力しなければ合格できません。最後まで粘り強く頑張って!!!!!
 また、沢山の相談に乗っていただいた茂庭先生には本当にお世話になりました。編入は相談できる人が少ないのでアドバイスを頂けたり、分からないところを何度も教えていただいたりとても助かりました。本当にありがとうございました。
 私は大学進学のため地方から上京し一人暮らしでしたが、勉強に集中するためバイトをしなくても何一つ不自由しないよう金銭的にも生活的にも応援してくれた家族、祖父母、おばには本当に感謝してもしきれないほど感謝しています。本当にありがとうございました。そして合格した時には本当に喜んでくれてなによりそれが一番嬉しく、幸せでした。頑張って良かったです!ここからがスタートラインなので編入後も浮かれずしっかり頑張っていきたいと思います。

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