自分を信じて

 センター試験で撃沈し、家計的に浪人もだめだった私は二次試験で第一志望を諦め、まあ受かるだろうと思われていた第二志望校を受けることなり、それが腑に落ちなくて二次試験勉強の追い込みに身が入らず、結局その第二志望すらも不合格に終わりました。そして私は念のためにセンター利用で受けていた私大進学が決まりました。自業自得ではあるものの家族の期待を裏切ったこと、決して裕福ではない我が家にとって浪人の次にだめと言われていた理系私大に決まってしまった申し訳なさと、ショックから私はずっと泣いてたしずっと家に引きこもっていました。そんな私に親が持ってきたのが編入学でした。母は私の落ち込み具合に浪人してもいいよとまで言ってくれましたが、一年浪人して結果が出せず、さらに金銭面で親に負担をかけてしまうことを恐れた私は編入を選びました。とは言ってもとりあえず前期、大学に行ってみて決めようという話にまとまり、予定通り私大に入学しました。第一志望でも、第二志望でもなかった大学でしたが、入ってみたらやはり大学は楽しかったです。一方で、家計を苦しめているのも目に見えてわかり、私はこのまま自分だけ楽しい思いをしていられないという気持ちが強くなり編入を決意しました。そこで編入について本格的に調べるうちに知ったのが編入予備校の存在でした。大学は一人暮らしだったのでバイトを辞めるわけにもいかず、金銭面、時間割などを考えて予備校に通うのは難しいと思い通信制度のある予備校を探しました。そこで見つけたのが中ゼミです。過去問、受験情報、通信生も通学生も確かな合格実績があり、信頼できると思いここを選びました。勉強は大学の後期から本格的に始めようと思い、大学1年の夏休みは受験費用のために働きまくりました。そして、なんとか予備校代だけは貯めて、私の受験生活が再スタートしました。受験校は学費が安い国公立且つ、化学科であること、試験日程や自分の実力に見合うことなどを主な条件として決めました。受験にあたって受験料や旅費も貯めないといけなかったのでバイトも続けていました。大学が終わったらバイトに行って終電で帰って大学のレポートと受験勉強とをしていたら、毎日寝るのは朝4時でした。そのせいもあり大学の授業は寝て終わることもしばしば…。その疲労と同じ大学の友達には編入を話せない孤独感と、周りの大学生活を謳歌している姿を見せつけられては受験をやめようと何度も考えました。しかしSNSで知り合った同じ編入志望の仲間が頑張っているのを知ると自分も頑張らなきゃってなったし、元気が出ました。通信生の人にはSNSを活用することもお勧めします!試験2ヶ月前には焦りも出てきてバイトも月3回までに減らしました。この期間は毎日図書館に行って専門書を読み漁り図書館にある参考書を手当たり次第3回解いてまた次の…というのを繰り返しました。この時も相変わらずモチベーションの上がり下がりは激しかったけど、出願してからはもう気持ちが落ち込むことはなかったです。絶対受かりたい!の一心で勉強しまくりました。奈良女子の合格が最初でこれは授業中に携帯で大学のHPを確認したのですが、自分の番号ぽいのを見つけて思わず立ち上がりそのまま受験票を確認しに家に帰ってしまいました(笑)。改めて照らし合わせて合格を確信した時いろんな気持ちが溢れて泣き崩れてしまいました。今度は幸せな涙でした。この後、岡山、市大と合格し、記念受験だった広大には落ちてしまったけど悔いなく私の受験生活を終えることができました。私はどんな理由であろうと編入を目指す人を応援したいし、これだけは伝えたいです。どんなに苦しくて寂しくて諦めたくなっても自分を信じてとりあえず最後までやってみてください。結果は絶対絶対ついてくるから。“自分を信じろ”なんて表面ぽいし浅い響きしかしないって当時の私だったら思ってたと思います(笑)。でも試験を終えた今自分を信じてやり抜くことの大切さに気付かされました。頑張ってください!自分を信じて!応援しています

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