焦らずしっかり基礎から積み上げて!

 私は、大学二年生の春に大学編入を目指すことに決めました。皆さんもそうだと思いますが、私は、大学編入を目指し中央ゼミナールに通うことを決意する際にとても悩みました。お金のこと、大学の授業や部活のことなど、いろいろなことに頭を悩ませた記憶があります。親や友達、部活の先輩に話すだけでもとても緊張したことを覚えています。悩んでいるうちに、やっぱりやめとこうかと思うこともありましたが、今のままではいけないという思いや、志望校に行くことができなかった悔しさを忘れることができずにいた自分にとって編入学という制度は最後のチャンスだという思いがあり、中央ゼミナールに通うことにしました。編入学という制度は、自分の本意ではない大学に入った学生にとっては、うってつけの制度であると思いました。お金がかかるとか。倍率が高いとか、いろいろ心配なことはあると思いますが、編入について少しでも興味を持っているならば、中央ゼミナールに相談してみるのがいいと思います。
 私は、プレ学期から中央ゼミナールに通い始めました。この時期は、本格的な勉強が始まる前段階で
生徒数もかなり少なく少人数での授業であったことを覚えています。私は、この時期に自分が今までどれほど勉強してこなかったかを思い知らされました。英語につては、自分が中学生レベルの文法すらまともに解けず、法学についても論文の書き方が全く分かっていないことに気づきました。そこで私は、本格的な勉強が始まる前に、英語については英単語などの基礎知識に加えて長文の問題集、法学については基本書を読み勉強しようと決めました。しかし、私は、このプレ学期という勉強し始めの時期に難しい参考書や、基本書と言っても内容の難しい物を買ってしまいました。その結果、長文はほとんど読めないにもかかわらず分かったような気がしただけで終わり、本当に必要な知識はほとんどスルーしてしまっていました。また、法学についても同じように読んでも難しくてわからないものを無理やり読んで理解したつもりになっていました。今思うと、私は、早く問題が解けるようにならなければと焦って空回りしていました。このようなこともあって、私のプレ学期はあまり役に立たなかったように思えます。
 プレ学期が終わり、本学期が始まると生徒数も一気に増え、いよいよ本格的な勉強が始まります。私
は、上に述べたような失敗もあり、焦らずに授業をしっかりと受けてしっかりと復習することに力を入れることにしました。覚えるだけでなく、覚えた知識をテスト本番に使えるようにするために復習することを心がけました。授業を重ねるうちにプレ学期の頃には全く解けなかった問題がしっかりと解けるようになり、読んでいてわからなかった本も分かるようになりました。自分の成長に驚くこともありました。ただ、そのようになるまでには、授業以外のところで、ひたすらに勉強することが必要であると思います。
 そうして、私は、同志社大学と、北海道大学に合格することができました。私が、これから勉強を進
めていく皆さんに言いたいことは、早く勉強を進めなければならないと焦る気持ちを抑えて、焦らずにしっかりと基礎から積み上げていくことが大切であるということと、授業以外でたくさん勉強しなければならないということです。そうすればきっと、志望する大学に合格することができると思います。

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