底辺からの下剋上

 綺麗事を言ったりかっこつけず、今回の受験を通じて思ったこと・感じたこと・考えるようになったことなどを含めて、合格までの流れを話していきたいと思います。これを読んだ時、自分の、あなたの励みになっていれば嬉しいです。
 編入を志すにあたって、まずその動機があると思います。確かに、在籍大学の関係上自分のやりたい勉強ができないから編入を志す人もいると思いますが、はっきり言ってほとんど9割方の受験生は“学歴”だと思います。というか、そうです。よく、何のための編入なのか問い出す人がいたり、“学歴を上げるために”を否定する人がいますが、それらは綺麗事です。“学歴を上げたいために”編入に挑戦するのにどこかおかしいのでしょうか。その志とその挑戦に自信を持ってほしいです。考えてみてください。周りの人たちが大学生活を楽しんでいる中、自ら進んで孤独の戦いに挑むわけです。包み隠さず言えば、自分も、学歴を上げるために編入を志しました。そこに何も羞恥心を感じていません。皆さんももし、どこか変な理由を見つけようとしているなら今すぐやめましょう。素直に、純粋に、初心に向き合うのです。
 自分は、自称進学校の高校に通っていて、在籍大学に推薦で入ったので、一般入試を経験していません。そのため、勉強に関しては、右も左も分からない状態でした。英語なんて5文型も分かりませんでした。そんな私が、いきなり中央ゼミナールという予備校に飛び込んだのです。最初は最悪でした。本当に本当に最悪でした。英語にはついていけず、千頭和先生の英語なんて、最初の3回くらいは授業終わった後、頭痛が発作したくらいです。在籍大学のことを散々ディスられた暁にはプライドなんて木っ端微塵になりました。千頭和先生に「だから今の大学にしか行けないんだ」つて何回書かれたか分かりません。書かれるたびに何回その紙を破りたくなっただろうか…笑。専門科目では、経済経営系だったので経済数学があり、数学に全く無縁の人生を送ってきた自分にとって、数学の世界、微分の世界、というのは、アメリカ大陸を初めて発見したコロンブスのような気持ちでした。提出したテストは毎回酷い点数で、自分には一回で読み込む力は無いんだってすぐ開き直りましが。こんな自分が私立大をほぼ制覇できたんですよ?皆さんにもできると思いませんか?(なお、打倒旧帝大は…)
 こんなに辛い中で、いろいろと乗り越えられたのには様々な要因があります。もし、辛くなったり、悲しくなったり、辞めたくなったら今から話すことを参考にしてください。まず“仲間”を作りました。仲間を作ることで、その時の悩みを相談できたり、いろんな情報を共有できたり、ご飯とか時にはカラオケにも行ってリフレッシュをしたりと孤独の戦い、独学の戦いの人たちよりも圧倒的に気持ちが楽になります。自分は、人見知りだからとか思わず積極的に話し掛けましょう。みんなが、仲間が欲しいと思っていますから。そして、できれば、SUS部の人たちと仲良くしましょう。凄く頼りがいあります。編入を経験している方もいます。優しいです。自分は一番って言えるぐらい仲良くなった気がします! そして、千頭和先生の授業は履修し、切らないことです。英語だけでなく、メンタルが鍛えられます。モチベーションになります。人生が変わります。厳しいですが、しっかり勉強している人には手を差し伸べてくれまず“特段に”ちなみに自分は一番前の席で受けてました。自分であの怖さからの逃げ場を作りませんでした、それが合格につながったと思います。
 今これを読んでいるあなたは、スタートラインを優に超えています。ドロップアウト組も少なからずいるわけですから。あとは、合格するまで挑戦し続けるだけです。
 ここら辺で終わりにしたいと思います。勉強法について話しても良かったのですが、おそらく誰か自分よりも賢く頼れる人が書いてくれていることを祈って、このような内容にさせていただきます。中央ゼミナールのOBとして、応援しています。人生を変えましょう。

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