「片づけてください」と言われるまで頑張る

 合格体験記を書かせていただくことになりました。読んでくれた方のお役にたてれば幸いです。
 私は看護学生でさまざまな場所で実習させて頂きました。実習で患者さんや利用者さんと関わっていく中で、保健師になりたいと思うようになりました。病棟で働く看護師に憧れて看護学校に入学したため、保健師資格取得のため進学する必要があり、中ゼミに通うことを決めました。
 実習と編入試験を両立することはかなり大変でした。毎日5時に起き、通学時間の約1時間は単語暗記や英文を読み過ごしました。実習時間は実習に集中し(実習は常に緊張しているのでかなり疲れる…)、実習後は記録を書く時間に追われ、病院の図書館にこもり9時ぐらいまでに記録等を終わらせました。帰りの電車内で単語暗記や英文を読み、帰宅してからは新聞を読み、中ゼミの予習・復習、学校で配布された国家試験対策などを行いました。寝るのは1時くらいです。このような生活を約半年間続けました。時々疲れたなと思う時もありましたが、患者さんや応援してくれているたくさんの人が頭に浮かび、「勉強しすぎて死ぬことはない」と思いながら勉強し続けました。
 中ゼミで看護3年次編入をする人のほとんどが臨床経験のあるベテラン看護師さんでした。私は知識不足を痛感しました。この知識の差を埋めるためには、とにかく勉強しかありません。しかし、看護学生の私にはとにかく時間がないのです。限られた時間に集中して取り組むことが大事でした。「移動時間はもったいない!英単語を聞きながら走れ!」「ベッドに飛び込むな!寝るから危険!」という自分ルールを作り、工夫して勉強しました。
 中ゼミの授業に関してですが、先生を信じて、言われたことをしっかりやることが大事です。厳しいと感じることもあると思いますが、絶対に力になります。英語は私の苦手科目で、中学の復習から徹底的に行いました。形容詞・副詞、5文型について復習したことで、入試の時に(入試問題が簡単になったこともあると思いますが)苦労することなく読むことができました。英単語は特に苦手で数字の配列のようにしか見られなかった時期もありましたが、先生方からのアドバイスに従って暗記すると比較的楽に暗記できました。私がアドバイスをもとに行った単語暗記方法は、日本語と英語を連続して読み、何度も繰り返すという方法です。(例:「halloこんにちは」を一つの単語として覚え、「halloこんにちは」「halloこんにちは」…と繰り返す。)空いている時間があれば。単語暗記を行っていました。看護学は緊張感のある授業でした。授業に出れば合格できるということではないと思いますが、看護学を指導して下さった先生が野本先生であったため合格できたのだと思います。予習復習は手を抜かず徹底的に行うことが大事だと思います。また、学校で行った模試も最新の制度問題などが出題されるため、効率よく学習できました。面接対策では、宍戸先生に指導して頂いたおかげで自分の意見などまとめることができ、本番でも、比較的緊張せず面接ができました。
 試験当日は最後まで勉強していました。「片づけてください」と言われるまで勉強してました。試験日には医学書院の問題集を一気に進め一日で一冊分を終わらせました。自分でも驚いたのですが、直前まで解いていた問題や、目を通していた資料が、多く入試に出題されました。面接は自分がなぜ編入したいのかを明確に言うことができ、自分が保健師になった時、何のためにどんなことがしたいのかを言いました。面接官に「夢があっていいわ。素晴らしいですね。」とおっしゃり、良い面接ができたのかなと思いました。
 不安を乗り越えて努力して頑張れば、運もついてくると思います。諦めずに「片づけてください」と言われるまで頑張って下さい。最後まで読んで頂きありがとうございました。

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