中ゼミを最大限活用して

 短期間の受験勉強のため、効率性を重視しました。そして仕事をしてなかったので、毎日15~16時間、3ヶ月弱勉強をしました。睡眠は最低8時間は取り、その他の時間はご飯を食べている時も勉強していました。勉強時間の比率は以下のようなものだと思います。
 英語:論文:生物=5:4:1
 なぜ英語に力を入れたかについては、聖路加も北里も英語で差が出ると聞いていたからです。結果的に大阪府立の合否も英語で差がついたと思います。
 6月初旬に、聖路加国際の学士編入試験を知り、最初は独学で勉強しようと思いましたが、受験までの期間が3ヶ月弱であるため、効率良く勉強したいと考えネットで見つけた中ゼミに通うことに決めました。中ゼミを選んだ理由は、聖路加の合格率の高さ、宍戸先生の「今からでもしっかり勉強すれば合格できる」という言葉に勇気をもらったことです。私は10個程授業を選択し、ほぼ毎日中ゼミに通いました。まず初めにしたことは、過去問のチェックです。問題傾向を把握し、実際解いてみて何が自分に足りないのかを認識しました。
 英語については、TOEICで710点ぐらいあり、留学経験もあったため多少自信がありました。しかし、長文の読むスピードが遅い、単語不足、長文の和訳が苦手などの問題があったため、かなり勉強することになりました。まずは単語の暗記に力を入れました。1日50単語口で発音しながら覚えましたが、私は記憶力が非常に悪く、かなり苦労しました。単語と漢字を画像のイメージとして記憶し、発音して耳で覚えます。そして、同じ単語を次の日も勉強し、最低8日間は毎日同じ単語を繰り返し勉強します。その中で毎日新規の単語も増やしていきます。この方法は必ず暗記することができます。私は、ターゲット1500まで完璧にしましたが、熟語の方は全くやりませんでした。次に、読むスピードを上げる勉強です。これはたとえ分からない文章があっても、返り読みはしないでパラグラフごとに何を述べてるのかざっくり把握する癖を付けることです。また、長文の和訳は中ゼミの授業を受けていれば大丈夫だと思います。特に医療英語の和訳は本番の試験に活かせたと思います。後は聖路加は自由英作文があったため、30枚以上は加々美先生に添削して頂きました。これも常に、時間を計って時間内に書き終える練習をしました。アウトラインの書き方を徹底的に教えていただき、アウトラインは必ず書く癖を付けました。しかし、私は添削してもらった内容をしっかり復習していなかったため同じ間違えを繰り替えしていました。早い段階で、スペルミスやケアレスミスなどをノートにまとめることが必要だったと思っています。
 続いて、小論文についてですが、一番苦労しました。文章を書くのが得意ではなく、稚拙な文章しか書けませんでした。そのため、授業で学んだ構成を意識して、分かりやすく書くことを心がけました。再提出を必ずし、80枚くらいは小論文を書いたと思います。先生に添削して頂いたところを何度も読み返しました。また模範解答を何度も読み、自分の文章と比較しました。また、新聞やインターネットで情報収集をしノートにまとめました。ラスト一ヶ月はどんな問題が出ても時間内に書く練習を徹底しました。
 生物については、一番勉強しなかったと思います。高校以来全く勉強していなかったのでゼロからのスタートでした。私が入学した当時は、聖路加対策の生物の授業は半分進んでおり、かなり焦りました。時間が限られていたので、聖路加生物対策の授業の復習、『田部の生物基礎をはじめからていねいに』、夏期講習の復習を完璧に学習しました。後は、生物の4章~6章の太文字を暗記しました。これは、毎年出題範囲をずらして出してきているので、過去問と類似してない範囲も勉強しておく必要があると感じたためです。あくまで私見ですが、生物を短時間で勉強する必要がある人は過去問と授業で先生に言われたことを覚えること、過去問の傾向を把握し予測することが重要です。要は、範囲が多いので出る可能性がかなり低い分野は思い切って捨てることです(あくまで、勉強時間がない人向けです)。短期間の勉強でも最低でも6割は取れると思います。私はおそらく100時間も勉強してないと思います。重複しますが、頻出の分野は毎日繰り返し覚えることが大事です。例えばDNAのあたりは10回以上反復しました。(絵を描いたり、口で発声して覚えました。)ちなみに、実際の試験の出来は7割ぐらいだったと思います。
 志望理由書は宍戸先生に20回以上面談して頂きました。合格の秘訣は宍戸先生の面談と他の先生の個人面談だと考えています。私は看護師を志望する明確な理由が無かったため、一人では到底書くことができなかったと思います。特に私は短期で勉強していたため、志望理由書を手伝って頂き、本当に助かりました。面談については、ほとんど宍戸先生と面談練習で聞かれた内容を試験で質問されたため、落ち着いて答えることができました。
 中ゼミに入って良かったと思うことは、受験する過去問の入手、様々な情報が入ってくることです。また過去問は5年分以上解き、面談で先生方に添削して頂きました。私は人一倍面談を活用したと思います。私は4校受験しましたので、もっと早い段階から過去問を解いておけばもう少し楽だったのではと思います。結果的に3校合格頂きましたが、過去問の添削を何度も面談でして頂いたお陰だと思います。自分の悪い癖や、改善点などアドバイス頂きました。加々美先生、佐藤先生、井上先生には本当に親身になってご指導頂きました。また、医療英語の佐々木先生にも、休み時間にも関わらず、親切に質問に応じて頂き感謝しております。どうもありがとうございました。短期間で合格できたのも、中ゼミに入学し、多くの先生方からご指導頂いたお陰だと思います。本当に中ゼミに入ることを決意して本当に良かったと思います。
 最後に私はそんなに勉強ができるタイプではありません。どちらかというと、人の2倍、3倍努力して同じくらいの成績を取るタイプです。このような私が合格できましたので、学士編入は努力次第で達成できる目標だと思います。最大限に中ゼミの授業、面談を活用しながら、効率よく勉強すれば達成できるレベルだと感じます。ですので、今後挑戦される方はぜひ最後まで諦めずにがんばって下さい。

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