大学合格までの軌跡

 私が編入を決意したのは2014年の5月の頃でした。それまで、専門学校を卒業して看護師として医療機関で仕事をしていました。その当時は、編入の制度すら知らなく、保健師の資格を目指し、地方にある公立の専門学校を受験しました。受験を舐めていて全く受験勉強をせず、結果は不合格。本気で勉強をしなければと、仕事と勉強が両立しやすい職場に移り、独学で勉強をしていました。しかし、勉強の効率が悪く、思うように勉強した内容が頭に入っていかず、どうしようか悩んでいました。そのとき、見つけたのが中央ゼミナールの予備校のホームページでした。そこで編入制度を知り、更には有名大学に合格して進学している人の合格体験記の数々。「これだ!」と思いました。それから、仕事と予備校の生活がスタートしました。平日9時~18時まで仕事をし、19時~21時まで予備校の講義を受け、家につくのは22時過ぎ。土日は昼過ぎから夜まで予備校の生活でした。予習・復習をして寝るのは深夜1時。遅い時には3時を過ぎていました。看護の編入試験は早く始まり、早いところで7月にありました。私はその大学を受験しました。しかし、結果は不合格。さらには、仕事の疲れや親族の不幸も重なり、受験勉強を断念し、実家に帰省することになりました。
 2014年12月頃、やはり進学を諦め切れず、再度受験を目指すことを決めました。目標は高く、筑波大学を目指し取り組むことにしました。国立大学の保健学科(看護学科)の試験の項目として、専門科目(看護)、英語、小論文、面接。恥ずかしながら、英語は偏差値で言ったら40ぐらいでしょうか。看護は国家試験に合格していたこともあり自信がありましたが、大学の過去問題を見ると、看護の国家試験レベルよりさらに深いことを問われており、自信喪失。国語も元々苦手で小論文も苦手、コミュニケーション能力も低く面接も苦手でした。
 勉強内容として、英語に関しては、中1~中3の問題集各4冊を3往復ぐらいしました。それが終わったら、高校の問題集を2冊とその他問題集を2冊やりました。(問題集は中央ゼミナールの英語の先生が勧めていた問題集)同時にターゲット1900の単語とターゲット1000の熟語をひたすら覚えていました。看護に関しては、国家試験の分厚い問題集を2周終わらせました(中央ゼミナールの看護の先生の助言)。
 2015年2月、再度中央ゼミナールに通い始めました。2月からはプレ学期で平日の講義はありません。仕事は平日の午前中だけに切り替え、平日の午後からは予備校の自習室や家の近くの図書館で勉強しました。土日は予備校で講義を受けていました。講義を受けていたのは看護学×2コマ、添削英語×2コマ、TOEIC×1コマ、小論文×1コマの合計6コマでした。4月の下旬からは1学期が始まり、平日の水曜日から金曜日の午後にも講義を受けました。面接対策は宍戸先生にお願いし、受験校の相談などもしていただきました。
 2015年7月、筑波大学の試験を受けました。結果は不合格。今回は、他にも4校の受験をしました。結果は、名古屋大学を含め3つの国立大学に合格することができました。面接では、宍戸部長の面接練習時に考えた内容がそのまま質問されたこともあり、ビックリしました。
 受験勉強で学んだことは、諦めず努力すれば結果がでることです。勉強の質も大事と思いますが、量を多くこなすことが非常に重要であると思います。そして、勉強方法は予備校の先生方が親切に教えてくださいます。それを守り、続けていくことで、大学への切符を手にすることができると思います。
 私は助言できる身ではないですが、あえてこれがら受験される方にアドバイスさせて頂けるとしたら、自分に志望校の目標や日々の勉強時間などの限界を決めないことです。私は2年間かかりましたが、皆さんはぜひ1年間で合格できることを願っています。

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