仕事をしながらの受験勉強

 「ここ決めた!」これは、私が、中央ゼミナールで面談終了後に思ったことでした。もともと看護師として働きながらも、大学へ編入したいと思う気持ちがあったのですが、日々の仕事に追われ、なかなか踏ん切りがつかず数年経過していました。しかし、ある時、インターネットで中央ゼミナールのことを知り、とりあえず話を聞くことにしました。中央ゼミナールで面談を受ける前に有名な予備校に話を聞きに行ったときに、あまりにも適当な対応と情報の少なさに嫌な思いをしたこともあり、最初は半信半疑でした。しかし、宍戸先生と面談をし、各大学に対しての分析やそれに基づいた受験対策、大学の特徴を聞くことができ、ここなら信用できると確信して、プレ学期から参加しました。大学卒業後も進学を視野に入れていたため、働きながら土日に予備校に通うことにしました。授業内容は、看護学と英語と小論文を受けました。

 看護学では野本先生から、国試や過去問を中心に、解答だけでなくなぜそう思うのかそれに対する根拠は?と徹底的に叩き込まれました。自分の意見を人前でいうことが苦手な私は、最初は戸惑いましたが。勉強を重ねて他の生徒の前で自分の意見を言うことを続けていくうちに、段々と慣れていきました。あとあとになって考えてみると、人前で話すとあがってしまうという弱点を改善できる面接対策にもなったような気がします。また、看護師経験が長く普段の看護の中で経験値から物事を考えてしまう傾向がありました。しかし、勉強を続けていくうちに、職場でも、後輩を指導する際に医学的根拠にも基づく指導方法へと変化している自分に気づきました。また、千葉大学は看護学と解剖生理学に記述形式の2パターンが出題されるため、記述形式に対する対策も必要になってきます。野本先生の授業で1ヵ月程記述問題を本番形式で解いていくことや、また解いた問題に対して他の人がどのように評価しているのか聞くことにより、自分の傾向やクセ、他の生徒の考え方を知ることができ、幅広く吸収することができるようになりとても勉強になりました。

 小論文では、はじめのころは600字程度の字数を書くにも3~4時間以上もかかり、何を書いていいのか、書いているうちに何が言いたいのか全く分からなくなるということばかりでした。眞子先生からは、答案が真っ赤になるくらいぎっしりとコメントされ、時にはくじけそうになりましたが、授業に出てとにかく先生の話を聞き、できが悪いものに関しては再提出を出すことを心掛けていました。続けていくうちに指定の文字数は書けるようになり、自分の体験をリンクすることで書きやすくなるということに気づきました。また、授業の中でほかの生徒が書いている小論文を読む機会もあり、読んでいるうちに書き方の視野が広がりました。

 英語は、高校卒業からすでに18年近くたっており、中学校で習う文法さえ忘れてしまっている状態でした。千頭和先生から文法についてズバリ指摘されることで、自分の恥もプライドも捨て、中学校で学ぶ文法からやり直しました。とにかくがむしゃらに勉強し、再提出は必ず行いました。また、単語の暗記のコツを教えていただいてからは、毎週行われる単語テストは80点以上を常にキープできるようになりました。千頭和先生からは、勉強だけではなく社会人としての姿勢や心構えも学べたような気がします。また、佐々木先生の医療系英語の授業では、過去問を中心に長文の読解方法を学ぶことができました。いろいろな過去問に触れ、出来が悪かったものは家で何度も解きなおし、体で慣れていくことができました。千葉大学では英語は出題科目にはありませんでしたが、昨年看護学の中に含まれていたこともあり、英語の勉強を続けていました。そのおかげで、千葉大学試験時に看護学の1題目に英文読解が求められたとき、比較的簡単に感じることができ、動揺することなく落ち着いて問題を解くことができました。

 千葉大学は、学業だけではなく今までの経歴や自己のモチベーションも問われる大学であり、面接対策はもっとも重要になってきます。各大学の情報にとても詳しい宍戸先生から、志望書の書き方をはじめ、自己アピールの方法や面接対策を学ぶことができました。面接を繰り返し行うことやボイスレコーダーを使った本番さながらの模擬面接で、自分の話している内容を客観的に聞いて、何をどのように人に伝えていくことが大事なのかを頭の中で整理でき、本番に臨むことができました。また、直前に宍戸先生と行った模擬面接での質問が、本番でいくつも聞かれたことには驚きました。

 私は、仕事に就いてからの年数も長く、大学受験では不利な状態であることはわかっていました。正直、仕事をしながらの予備校通いであったため、夜勤終了後に予備校に通うなど、体力的にはかなりハードでした。しかし、私の性格から考えると、勉強と仕事を両立することで両者からのストレスを減らすことができたのかもしれません。時には辛くくじけそうになったときもありましたが、宍戸先生からは学業の面だけではなく、精神面もフォローをしていただき、頑張ることができました。また、励みになったのは、同じ目標に向かって頑張る他の学生の存在も大きかったと思います。もともとだらけ癖のある私が。独学で受験に臨んでいたら、間違いなく受験に失敗していたと思います。この予備校に通うことで。自分を律し、いろいろな先生から学びを得て、また仲間からも力をもらい、そのおかげで合格できたと思っています。中央ゼミナールなくして私の合格はあり得なかったと思っていますし、本当に感謝しています。ありがとうございました。

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