努力は人生の花

看護師として約10年働いていましたが、数年前から大学編入を考えていました。しかし、なかなか日々の仕事に追われ、実際に受験に取り組むことはありませんでした。それが昨年、やはり今しかないと思い、予備校通いを考えました。なぜなら、仕事をしながらの自己学習は自分自身は続かないと思いました。夜勤明けで疲れた、明日でいいやなどの考えが出ると思ったからです。それで、夜勤明けでも通える近さの中央ゼミナールに話だけ聴きに来ました。それが、5月末。宍戸先生の話と、中ゼミの編入体制を聞いて、「ここで勉強したい」と思い、その日のうちにもう即決しました。
そして、実際に通いだしたのが5月。編入試験は夏のため、遅い出発だったと思います。特に、初めて講義に出席したときにそう実感しました。授業についていけず、すごく焦りを感じたのを覚えています。
まずは、過去の授業のプリントをもらい、そこから取り組みました。なので、実際の授業と過去のプリントと平行に勉強していきました。過去のプリントが終わり、実際の授業に追いつくのに1カ月以上はかかりました。
しかし、看護の専門は追いつくことができましたが、問題だったのは英語と小論文でした。文を書くことに慣れていなかったため、最初は全く小論文を書けませんでした。担当の先生にも尋ね、過去の授業のプリントを何度も読み、何度も小論文に取り組んでいきました。宍戸先生のアドバイスでもあった、出来るだけ新聞を読んで自分の小論文のノート作成も取り組んでいきました。授業では書けなかったものは夜勤の休憩時間で書いたりし、翌日提出などしていました。また、部屋ではなかなか集中しないため、自己学習は中ゼミの学習室で取り組みました。同じような環境の生徒が周りで勉強しているため、自分も頑張らないといけないという気持になり、とてもいい環境だったと思います。次第に時間内に書けるようになり、ようやく小論文の形に仕上げることもできるようになりました。
二つ目の難問だった英語はまず単語から覚えていきました。授業に毎回小テストがありましたので、時間があればずっと英単語に取り組んでいました。英語から日本語に訳すのも、何度も授業のプリントを復習しました。登録する前の授業は、ビデオを見て勉強しました。少しづつ、少しづつ、最低だった点数が上がっていきました。
受験が近くなると、志望理由書の作成と面接対策を面談でやっていただきました。受験が近くなるとなかなか予約が取れませんでしたが、予約可能な時間を見つけては、宍戸先生にお願いしていました。面談を重ねることの良いことは、自身の気持ちを整理できることです。なぜ編入したいと思ったのか、なぜ志望校じゃないとダメなのか、自分の看護観はどういうものか、深く自身に問いかけることができます。
自分の気持ちが整理できると、志望理由書も一本の筋道が通ったものに仕上がります。しかし、そこにたどり着くのにも、やはり1カ月以上がかかりました。毎回相談にのっていただいた宍戸先生には本当に感謝しています。
オープンキャンパスにも行き、大学の雰囲気も感じてき、またそこで「やはりここに来たい!」とい気持ちが強くなりました。そして、残りの日々をがんばらねば、という気持ちもますます強くなりました。
試験当日は電車のことも考え、前日からホテルに宿泊しました。ホテルでは勉強には集中できなかったため、早めに就寝し、翌日に備えました。当日は落ち着いて試験に取り組めたと思います。
結果、無事第一志望の大学に合格できました。自己学習だけでは決して合格することはできませんでした。予備校に通ったおかげです。仕事との掛け持ちは容易ではなく、体調も崩したりと大変でしたが、頑張った分だけ結果が出ると信じています。努力は人生の花。私の叔父のことばです。これからも自分の夢に向かって頑張りたいと思います。

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