想像力とSelf-efficacyを高めよう!

みなさんは今、合格した時の自分の姿をどれだけ具体的に想像できているでしょうか?合格通知を受け取った時の達成感と安堵感、あふれる満面の笑み(あるいは感激で涙を流しているかも…)、ずっと応援してくれていた家族や友人達の「おめでとう!」の歓声と喜びの笑顔に包まれている自分、中ゼミでお世話になった講師の方々へ胸を張って合格報告をしている自分。そして、大学に通って充実した日々を過ごしている自分を。
私はいつもこれらのことが頭のイメージの中にありました。実を言ってしまえば、口では「自信がない」なんて言いながら、本当のところは不合格という状況に置かれている自分を想像できなかったのです。自分のことを優秀だと思って自信があったから?!とんでもありません。私の能力なんていたってaverageです。模試では専門科目である看護学の点数も中の上くらい、そして小論文の点数なんて情けないほど悪かったですから。
でも私には、目標達成に向けていつも受験勉強に一生懸命取り組んでいる自分自身に、自信というか信頼のようなものがあったのです。それは、40歳を過ぎて大学編入の道を選び、仕事をしながら受験勉強を必死にこなしていた私の姿を見ていた周囲の人たちが「すごいね、偉いね」とよく言ってくれていたからなのかもしれません。「ブタもおだてりや木に登る」ではありませんが、単純な私は褒められるとどんどん自分の中にやる気と自信が蓄積して行くのです。「私ってスゴイのかあ」なんて。だから常に、「I can do it!」と自分に言い聞かせていました。
ちょっと話はずれますが、数年前アメリカに在住中、米国正看護師資格試験(NCLEX)に挑戦していた時も、「I can do it!」とブツブツよく呟いていました。そして、試験の合格を大好きなワインを飲みながらみんなにお祝いしてもらっている自分の姿も想像しながら。もちろん結果はちゃんと出しました。
「明確な目標を持って、それを達成できた自分をいかに具体的にイメージできるか」、そして、「どれだけ高いSelf-efficacy(自己効力感)を持つことができるか。この二つの心理作戦は受験にとってとても重要なパーツであると私は借じています。ちなみに、ご自身でSelf-efficacyについて詳しく調べてみて下さい。なるほど~と感じると思います。
最後に、学ぶことを楽しいと感じることができれば、また一歩合格へと近づくことができるのではないでしょうか。私はとにかく中ゼミで学んでいる時間が楽しくて仕方がありませんでした。受験対策のために通っていたはずなのですが、そんなことより(なんて言っては不謹慎ですが)、長い人生の一部において、仕事とは離れたところで色々と勉強になる経験ができているという感覚でクラスに参加していました。あらゆる年齢層、特に若い年代に囲まれて(私も気持は十分若いのですが)、あらゆるバックグラウンドの方々と一緒に学べたこと、そして経験豊富な講師の方々の興味深い内容のお話が沢山聞けたことは大きな刺激になり、何とも言えない充実感を味わえた、本当に貴重な日々でした。
では、みなさんの合格を心より応援しています。You can do it!

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