努力は必ず報われる

私は大学卒業後、医療機具メーカーに就職し営業として3年間働いていました。仕事では医療器具の販売のために病院へ訪問し医師や看護師と接する機会が多く、病棟で看護師が患者さんに優しく声をかけ患者さんが笑顔になる様子や手術室で看護師の励ましにより手術に対する恐怖から解放されている患者さんの様子などをたびたび見かけました。そのような看護師の活動を頻繁に見ることで、医療器具を通して間接的に患者さんをサポートするよりも、直接患者さんをサポートできる看護師になりたいという思いが段々と高まり「看護師になろう!」と決意しました。
決意してからは行動に移すのみでした。受験を考えている人の中には仕事と勉強をうまく両立できる人もいると思います。しかし、私は営業という時間が不規則な仕事をしており、また、どちらも中途半端になることが嫌だったので思い切って会社を退社しました。
「会社を辞めたからには1年で絶対に受験に合格したい!」という気持ちが強かったので、予備校に通うことにしました。

2月頃からいくつかの予備校の説明会に参加しましたが、その中でも丁寧に説明していただき、聖路加に合格した実績のある中央ゼミナールに決めました。
授業への参加はプレ学期の途中からでした。プレ学期では初歩からの添削英語と基礎からの小論文演習の授業に出たのですが、まだ3月なのに皆が熱心に勉強している姿をみて焦ったのを覚えています。第一希望の聖路加看護大学の受験科目は英語・生物Ⅰ・Ⅱと小論文と面接と受験科目が多いので、それに比例して中ゼミで取る授業の数も多く、4月の1学期開講からは週6日、中ゼミに通っていました。
聖路加は一般受験では英語を特に重視しているため学士編入生にもそれなりのレベルの英語力を要求しますが、私は以前から英語が苦手でした。なので、特にエッセイライティングにはとても苦労しました。簡単な英作文すらできない私にはエッセイライティングなんて絶対無理と諦めかけていました。しかし、そんな私でもエッセイライティングのおかげでなんとか9月までには時間内にエッセイを書けるようになりました。
また、添削英語基礎徹底・医療系添削英語のおかげで、英語に対する苦手意識がなくなりました。添削英語で実施される英単語の小テストは効果的でした。単語の暗記は退屈で根気がいりますが、テストで満点をとるという目標を立てることでコツコツと覚えることができ、結果的に和訳だけでなく読解やライティングにも良い影響がありました。中ゼミでは英語の授業だけではなく、どの授業でも先生が一人一人に熱心に指導してくださるので、不明点をすぐに質問できます。また、自分に最適な問題集を探すのは意外と手間がかかりますが、先生方が自分の学力を把握しており適切な問題集を教えていただくことができたので、中ゼミで作成しているテキスト以外にプラスで問題集が必要だと感じたら先生方に聞いて教えてもらったものを購入していました。 受験勉強中は勉強も大変ですが、精神的にも大変だと思います。私も自分の学力が思うように上がらずに焦ったり不安になったりしましたが、そんなとき一人で勉強するよりも中ゼミに通っていてよかったなと思いました。なぜなら、中ゼミには宍戸先生を始めとして受験勉強を支えてくれる先生方や一緒に勉強している仲間がいます。モチベーションが下がったときに自習室に行くと黙々と勉強している人がたくさんいて自分も頑張らなくてはという気持ちになりましたし、受験前に宍戸先生が志望理由書や面接の練習をしてくださり気持ちが楽になりました。 このように私は中ゼミでの授業をメインに受験に備えました。絶対合格したいという気持ちが強かったので、4月から入学試験日の9月26日までは食事と睡眠以外はほとんど勉強していました。こんなに勉強したのは高校生のときの大学受験以来だったと思います。試験日はとても緊張していました。苦手な英語が一番初めだったので不安でしたが、エッセイライティングを結論まで書けたので気持ちが楽になりました。面接は終始穏やかな雰囲気だったのでそこまで緊張することなく自分のことを表現できました。自己評価では満足のいく試験の出来でしたが、結果が出るまでは何事もわかりません。不安のあまり、学校に結果を見に行くことができず自宅で合格発表の通知を待っていました。ようやく郵便が届き、震えながら封筒の中の用紙を見ると自分の受験番号がありました。このときの嬉しさは今でもはっきりと覚えています。 受験勉強中は朝から晩まで勉強し、自分の学力のなさに落胆したり、将来を不安に思ったりと苦悩の日々が続きました。しかし、中ゼミの先生方の励ましや支え、そして一緒に勉強している人々からの刺激のおかげで良い結果を出すことができました。地道に努力することはとても大変ですが、目標を持って努力することは素晴らしいことだと思います。努力は必ず報われます!受験生の方々、頑張ってください。応援しています。 最後になりましたが、中ゼミでお世話になった先生方にはとても感謝しています。ありがとうございました。

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