視野を広げ、成長したい!

 私が編入学を決意したのは、受験の1年半前でした。そして、中央ゼミナールに通い始めたのは、その半年後の冬期講習からでした。受験まで時間があったことから、冬期講習では小論文の講座のみ受講しました。小論文を書いた経験が今までになかったので、最初は書けるようになれるか不安でした。しかし、授業と先生の丁寧な添削のおかげで、最初に抱いていた不安はなくなりました。

 春になると、総合コースの生徒として通い始めました。英語はとにかく授業の復習を大切にしていました。ノートを作り、疑問点があったら調べて書き記していました。初めての専門科目の授業で印象に残っているのは、傾向や対策よりも楽しく本を読むことが大切だという先生の教えです。私は受験勉強において、傾向と対策を行うことが重要だと思っていました。そんな私にとって、この教えは驚きのことでした。半信半疑のままでしたが、先生から勧められた本や自分が興味をもった本を読み進めていきました。先生が勧める本はどれも面白く、考えさせられる内容のものばかりでした。今までの受験勉強と比較して、はるかに楽しく、学ぶことが多かったです。そして、迎えた第一志望校の試験ではこの読書に助けられました。専門科目の試験では、1週間前に読んでいた本の話題と似たものが多く出題され、予め自分なりに考えていたことを書くことができました。私は、授業の中で自分が思っていたことがいかに狭く閉じられているものだったと痛感させられることが何度もありました。このようなことから、志望校に合格できるかということよりも、もっと視野を広げたい、成長したいといったことをいつも思うようになっていました。このことが良いことなのかはわかりませんが、私にとって必要な時間であったと今では感じています。

 最後になりますが、中央ゼミナールの先生ならびに職員の方々に心よりお礼を申し上げます。貴重な体験をさせていただきありがとうございました。

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