学びたい学問を目指して

編入制度を知ったのは、現在の専門学校に入ってからでした。長いようで短い受験期間で得られたことはこれからの人生にも役立つと思います。この合格は、中央ゼミナール、そして支えてくれた方々のお陰です。

私は大学が何をする場所かも分からず受験を全く経験しなかったので、専門学校に入学した当初は大学編入を考えているわけではありませんでした。そもそも高校をドロップアウトし、学生生活自体が久しぶりだったため、卒業することを目標に専門学校で頑張っていました。そんな中、編入試験を通して大学三年生になれるという制度を知り、興味を持つようになりました。学力に自信も無かったので不安でしたが、友達に誘われた中央ゼミナールのガイダンスで、今からでも全然遅くないと言われ、大人になってから後悔するより挑戦してみることにしました

こうして専門学校2年の4月の終わりから中央ゼミナールに通うことになりましたが、最初は勉強についていけなかったり、学校とアルバイトとの両立の大変さにストレスを感じることも多くなりました。学校か予備校かどちらかを休みがちになったりもしてしまいました。

中途半端なまま迎えてしまった夏期講習では、とにかく心を入れ替えて集中しようと決心しました。学校は夏休みでしたし、後悔したくなかったので受験が終わるまではアルバイトも休みを貰い、8月中はほぼ毎日朝から夜まで中ゼミにいて、人生で一番勉強した期間だったと思います。毎日様々なテーマで何かしらの小論文を書いたり、知識の幅を増やしたり、とても大変でしたが意味のある時間でした。特に、社会学の授業では社会学理論を身近なネタに置き換えて学べたことがとても興味深かったです。社会学(赤田先生)のプリントは、アナ雪やAKB48やW杯など分かりやすい事例ばかりで、普段の学校生活やスマホで見た情報やテレビの内容も社会学に置き換えて考えられるようになりました。また、辛かった時期も休憩室や高円寺のお店で時々友達と息抜きをしながら支え合ったのは良い思い出です。

秋からは本格的に編入試験が始まり、最後の大学の試験が終わるまでは信じられないくらい時間が早く感じました。自分なりに精一杯だった、長いようであっという間の半年でしたが、第一志望の合格通知を見た時、頑張ってきて良かったと心から思えました。

自分の意思で何かに向かって一生懸命勉強し、達成できたという経験が人生で初めてだったので本当に嬉しかったです。なぜ大学で勉強するのか意味も分からないまま世間体の為に進学するより、学びたい学問の為に目指し、合格を勝ち取った編入試験の方が自分にとって意味のあることだったのだと感じます。自分が同志社大学に合格できるなんて2年前は考えてもいませんでした。本当にありがとうございました。

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