自分次第で未来は変えられる

私は通信制の短大から、清泉女子大学に編入が決まりました。私が中ゼミに入学したばかりの頃、前年度の『受験体験記』を読み励まされ、モチベーション維持に大いに役立ったので、今度は私の体験が、次年度受験生のやる気に繋がればいいなと思い、ここに記します。

最初に「編入を目指した動動機」、次に「試験までの日々」、最後に「試験を終えてみて、これから編入を志す人へのアドバイス」の帳でお話し致します。

まず初めに、「編入を目指した動機」です。

私は、大学受験に失敗し、予備校で一浪したものの志望大学の偏差値に及ばず、仕方なく入学した外国語の専門学校も中退し、その後、通信制の短大に入り、諦めた大学にもう一度チャレンジしてみたいと思ったのがきっかけです。それまでは、短大の卒業資格を取ってどこかに就職出来ればいいや、と思う一方で、大学へ行きたかった気持ちを諦めたくない、また、通信制の短大という負い目から解放されたい、と葛藤する日々を過ごしていました。

次に「試験までの日々」です。

中ゼミでは、総合コースに在学していました。私は、第二言語習得、第二言語教授法(TESOL)、早期英語教育に興味があり、英文系の日比野先生、加々美先生に面談や、志望校の過去問を添削して頂きました。

平日は中ゼミとバイト、金土日は短大で9時から18時まで授業、短大の授業がない週末は一日中バイト、という忙しい日々で、心も体もボロボロの生活になり、一学期は過労とストレスによる腹痛で度々悩まされ病院にも通いました。

夏から秋にかけては、志望大学のOCに行き個別相談で直接大学の教授とお話し出来たのが、いい刺激になりました。

高校時代から憧れていた女子大も訪問し、現在、通信制の短大に在学しながら編入を希望する旨を伝えた途端に、「通信制からじゃ無理」だの、「英語で卒論を書けるレベルではないだろうから、他大をお勧めする」「放送大学に進学したらどうですか?」と散々なことを言われ、あまりのショックで、受ける前からダメなら中ゼミの授業に出ても意味がないのでは…。と2学期は長く授業を欠席した時期がありました。

しかし、折角入った中ゼミで2学期まで来て受験を辞めるのもなあ…、と考え直し、休んでいた間は、受付で授業のプリントをもらい、家に持って帰って勉強を続けていました。

最後に「試験を終えてみて、これから編入を志す人へのアドバイス」です。

やっておいて良かったことは、日比野先生が薦めて下さった、第二言語習得で著名である白井恭弘さんの本など、専攻に関連のある書籍を読んでいたおかげで、面接時に詳しいことを聞かれても、臆することなく応えられ、面接官の教授からお褒めの言葉を頂けたので、皆さんも自分の専攻分野の知識を深めることをお勧めします。

前に述べたように、こんな私でも諦めなければ編入試験に合格出来ます。編入で大事なのは、偏差値の高い大学へ入ることより、自分が研究したい分野がある大学に入ることではないかと、私は感じました。もちろん、考え方は人それぞれですから、同意を求めるつもりはありません。しかし、編入するにあたりさまざまな大学へ行き、教授とお話しさせて頂き、大学で学ぶ意味を考えさせられる機会が多々あり、私はその様に思うようになりました。

中ゼミで過ごした日々を振り返ると、勉強以外でも成長するチャンスがたくさんあり、それを活かすものも、逃すのも自分次第。編入試験は私にとって、明るい未来へ一歩進めた気がした体験でした。どんなに辛い時期があ?ても、「自分次第で未来は変えられる」ことを信じ、勉強に励んで下さい。

タイトルとURLをコピーしました