編入試験

僕が編入試験を受験しようと思った理由は、ありがちな理由の一つである一般入試での失敗だ。浪人することはできず、他の大学に通うこととなった。当然ながらその大学で友達もでき楽しくやっていた。しかし、その中で満たされないものがあった。それは一般入試でもっと上の大学に行けたはずだったのにという思い込みから来ていることは明らかであり、自分が一般入試で受験したレベルと同等ぐらいの大学への編入試験を決意した。
京都大学経済学部の編入試験は経済学・英語(大学によっては小論文もあったりする)だけであったので最初は独学でいこうと考えた。家での勉強は、その誘惑の多さから全く捗らず、このままでは京大に受かるのは不可能だと思い、7月の中ゼミの説明会に参加し、入学を決めた。夏期からの入学ということもあり本番まで時間がなく、経済学が不安だったので夏は経済学ばかりをやっていた。夏期講習中が、一番集中力があったと思う。9月の模擬試験で経済学の点数があまり良くなかったが、落ち込まずに、ただの模擬試験だと割り切って勉強を続けられたのもよかったと思う。10月、11月は試験直前期で割と周りの雰囲気もピリピリしてきていたので必然的に焦りが出て、良い集中力で勉強に臨めた。
勉強のやり方は人それぞれだと思うが、僕は50分勉強して10分休憩、毎週日曜日はその週の勉強はきちんとやれたかを見直したり、友達と遊んだりなど自分の好きなことに使う日と決め、勉強をした。試験直前は勉強しないと不安や焦りが出るが、気にせず日曜日にリフレッシュして次の週は一から切り替えた。勉強は、もちろん量も大事であるが、ある程度量をこなせるようになったら、質を重視した方がいい。中ゼミの自習室に長時間いるだけで勉強した気になって満足する人は、絶対に合格できないのは明らかである気がする。
個人的に好きな授業は遠山先生の基礎近代経済学だった。とても丁寧で、テキストに載っていない少し難しいことも多々教えてくれたからである。中ゼミでは英語の授業によっては成績上位者は、名前が載ったりする。載るにこしたことはないが、載らなくても全く気にしなくていいと思う。千頭和先生の長文と文法の授業が英語の授業ではオススメである。特に文法の授業で習うことは文法の問題で終わらせずに、長文読解で活かせるようにならないといけないだろう。
夏期講習から入る人は1学期生に遅れを感じることがあるかもしれない。個人的な感想ではあるが、経済学は1学期から入学する人も、夏期から入学する人もきちんとやっていれば試験前(11月頃)には、それなりに合格答案を書けるだろう。だからこそ英語は絶対に疎かにしてはいけない。語学は成績を上げるまでに時間が必要であるし、一般入試でも言えることではあるが、英語が苦手だとどうしても不利になるだろう。英語に苦手意識がある人は早い段階から対策を立て、勉強しておくべきだと思う。中ゼミの先生方には大変お世話になった。特に遠山先生には試験後にも進路相談に乗ってもらうなど、様々な面でお世話になりました。本当にありがとうございました。
最後になるわけやけれども、中ゼミでいつも一緒にいた人達、ありがとう。顔はバリいかついけど優しいやつ、要領がやたら良く試験前にも関わらず飲み会に来てくれた青短生達、山梨から来てたやつや進路について同じ悩みを持ったやつなど挙げればきりがないけれども、最後まで楽しく編入試験をすることができたのは、なによりも皆のおかげばい。夏期講習や試験までの短い期間やったけれど、こんなに仲良くなったんやけん、これからもよろしく~!

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