再提出で自分の弱点に気づいた

第一志望校に無事に合格することができたのは本当に中ゼミのスタッフ・先生・仲間のおかげだと思います。私はもともと就職しようと思い、短大に入学しました。教師になりたいという夢ができ、編入することを決心しました。編入についての知識が全くなかったのでまず、編入した先輩から話を聞いて中ゼミに入ることに決めました。入学金は親が払ってくれなかったので受験の前日くらいまでバイトを続けながら払い、受験代、生活費も全て自分でほとんど払っていたのがきつかったです。朝、5時30分に起きて早朝バイトをやって学校の授業に出て、中ゼミに行って、夜バイトをしてという一日をひたすら送っていました。中ゼミの授業は総合科に入っていたので週6で2コマずつくらいありました。

 特に千頭和先生の授業は勉強面ではもちろん、精神面でもだいぶ鍛えられたと思います。今まで自分がどれだけ中途半端だったのかということに改めて気づかされ、必死に勉強しました。中ゼミのよいところは添削指導だと思います。小論文や英文和訳などひたすら再提出をしまくりました。再提出する際に自分の弱点などにも気づくことができ、次回までの課題として効率的に取り組むことができました。添削英語の点数は最初、普通に10点とかもとることがありました(泣)。でも、点数だけを見るのではなく、なるべく自分の答案を見て自分の改善点と向き合うことが重要だと思います。私は最後まで添削の成績上位者に入ることがなくて、こんなんで青学に入れるのだろうかと心配になったことが何度もありましたが、そういう時は常に答案を一度見直し、再提出で完璧にしていくようにしました。

 私はとにかく忙しくて、いつも焦っていたのですが、息抜きもあった方がいいと思います。あとダラダラとやり続けるより、時間ごとに区切って集中していく方が効果的だと思います。私は、バイト・サークル・学校・中ゼミの時間を完璧に区切って、サークルをやっている時はひたすら、そのことしか考えずに勉強のことは考えないことにして、中ゼミにいる時は勉強以外のことを絶対に考えないようにしました。この癖がついてくると自然に頭のスイッチが切り替わるようになると思います。

 勉強法だけについては、「やることリスト」というメモ帳を作って今日、これだけはやる!というものを書き出していって一つ終わるごとに消していくという作業を毎日していました。ただ、ダラダラと勉強するよりとても効率的だと思います。あと、参考書は新しいものをどんどんやるより、一冊分かりやすい、もしくは気に入ったものを探してそれをやり込む方が良いと思います。例文やページの一字一字を覚えるくらいの勢いでやってみてください。『基礎英文問題精講』は最低3回はやった方が構文なども身につくと思います。勉強している時に少しでも疑問に思ったことは、すぐ先生に聞いて解決していくようにした方が良いと思います。

 最終的に私が受験した学校には一つも小論文のテストがなかったのですが、どちらにしろ小論文の授業は受講しておいた方が良いと思います。小論文を添削してもらう機会などはめったにないと思うので、とても役立つと思います。私は小論文を受講したおかげでレポートの書き方も学校の先生に褒められるようになったし、何より言いたいことを素早くまとめて文にできる力がついたのはとても良かったと思います。1万2000字の卒論もそんなに苦労することなく完成させることができました。また編入の勉強をしていくにあたって自分が研究していきたい分野、興味のある作家、作品なども見つかり、編入後の学校生活での目標を持つことができました。中ゼミの先生たちと会の話から本当に多くのことを学んだと思います。編入後は新たに見つけた興味の種を2年間でしっかりと育てていきたいと思います。

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