中ゼミなしでは合格できなかった

私は高校受験も短大受験も推薦入学だったので、この編入試験が自分の勉強の成果を試す初めての試験でした。こんな私が編入試験に合格できるのだろうか、落ちたらその先の進路はどうしようか、不安なことはたくさんありました。けれども「やるしかない!」と自分を奮い立たせ、受験勉強を始めました。
 はじめの頃は短大の授業と試験勉強を両立させるのは大変でした。実習や実験のレポートがたくさんあり、思うように勉強を進めることかできませんでした。でも、レポートを書くことも立派な受験勉強なのだと考え、手を抜かずきちんと書きました。そのうち時間の使い方や段取りがわかってきて、勉強も何とか思うように進めることができるようになってきました。前期のテスト期間はテスト勉強に集中し、受験勉強は少しの間だけお休みしました。この時にしたテスト勉強が、後に模試や実際の試験に出題されたので、前期のテスト勉強はしっかりやっておくといいと思います。
 夏休みは毎日勉強を頑張りました。通信添削コースだったので、夏期講習も受けずに頑張りました。どこか遊びに行きたいなという気持ちを抑え、編入試験合格に向け勉強に励みました。でも、勉強したくないと思う日も、全然集中できない日もありました。そういう時は友達とごはんを食べに行ったり、体を動かしたりして息抜きをしました。
 そしていよいよ編入試験。当日は手が震えて何も書けないんじゃないかと思うくらい緊張しました。けれども、今までやってきたことを自信にして、一生懸命答案用紙に答えを書きました。
 編入試験を終えた今、編入試験を受けて本当によかったと思っています。半年間受験勉強をして、本当にいろいろな知識が身についたと同時に、編入試験という狭き門を突破したという自信が身につきました。自分の勉強方法は正しいのか、ちゃんと受験のためになる勉強はできているのか、何度も不安になりました。けれども試験が終わって合格通知書が届いたとき、自分のしてきたことが間違っていなかったんだと実感しました。
 私がこの編入試験で一番頑張ったことは「読む」ことです。専門科目の教科書や新聞記事、雑誌など、とにかくいろいろなものを読みました。読むことで理解が深まりましたし、何よりたくさんの知識が身につきました。この知識が面接や記述問題を解くときなど、いろんな場面で私を助けてくれました。専門知識はこれからの勉強だけでなく、将来の仕事でも必ず自分を助けてくれるものだと思うので、ひとつでも多くの知識を身につけておくといいと思います。
 これから編入試験に挑むみなさん、編入試験はいいですよ! 不安な気持ちも、遊びたいという気持ちもあって当然! 一番大切なのは編入したいという強い気持ちと、自分の夢を叶えたいという強い意志です。この2つがあれば大丈夫! 私のように、第一志望よりもいいところに受かることも夢ではありません。「受験体験記に書いてあるみたいに私は勉強できない」と思う人もたくさんいるでしょう。でも、自分のできることをきちんとやっていれば、必ずそれが自信と力になります。頑張ってくださいね。
 最後に、私を合格へ導いてくださった中ゼミの先生方、本当にありがとうございました。中ゼミなしでは合格できませんでした。本当に感謝しています。ありがとうございました。

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