大学受験に失敗し、浪人しても希望の大学にいけなかった私にとって、やっと「受験生」が終わったというのが受験を終えた今の感想である。
浪人時代に勉強していても、何をしたいのかがわからず、ただひたすら就職のいい大学を受験した。しかし、全て失敗。結局入学したのはすべり止めの短大だった。今思えば、現役、浪人と2度も大学受験に失敗した原因の1つには、目的もなく勉強していたこともあると思う。やはり、人間目標がないとやる気が出ないものである。
短大に入学したものの、目標がなかった私は自分が就職したいのか進学したいのかさえわからなかった。どちらを選ぶにしろ、成績がいいことに越したことはないだろうと考えた私は、数多くの単位をいい成績で履修することに精一杯だった。そして1年生の夏休み、学童保育のアルバイトがきっかけで私は小学校教師になりたいと思うようになった。それからは、就職よりも進学を視野に入れるようになった。しかし、突然進学と考えてもどうしていいかわからないまま、2年生に進級した。
2年生の前期に履修したドイツ語の授業で、中ゼミに通って教育学科に編入した先輩に話を聞くことができた。しかし、私は中ゼミに通いたいと思っても通えない事情があった。まず、1つめは部活に入っていたこと。パンフレットを見ると私の履修したかった教育学の授業が部活動とかぶっていたのだ。週に3回以上の活動をする部活で、しかも部長をやっていたため途中で投げ出すことはできなかった。2つめは金銭的問題。浪人をしていたため、編入の予備校のお金は自分で払わなくてはならなかった。部費や合宿費を払うことで精一杯だったので、お金をやりくりして、まずは中ゼミへ通うためのお金を貯めなくてはならなかった。
夏休みに入って、受験料と中ゼミへ通うお金が貯まった私は中ゼミの夏期講習を受けることにした。中ゼミで受けた夏期講習はとても刺激的だった。もちろん、それは時間が経つのを忘れてしまうほど内容の充実した授業のためでもあったが、何よりもライバルが溢れていたことだった。大学受験の予備校と違い、同じ授業を受けている人皆がライバル。それも、年齢層が幅広いし、皆真剣だった。いかに自分が編入を甘く見ていたかを思い知らされた。朝から部活へ行き、午後から授業の有無にかかわらず中ゼミへ行き、2時間かけて自宅へ帰り、勉強をする。正直辛くて辛くて仕方なかったし、体力的にも限界だったが、中ゼミのライバル達には負けたくないと思ったのと、絶対教師になりたいという気持ちが勝り、なんとか夏休み中この生活を乗り切った。
後期が始まってからは、夏期講習中に教育学の高橋先生に教えていただいたテキストと勉強方法でひたすら勉強した。教育学に関する知識が身につき始めた頃、短大から青山学院大学への推薦入試があり、授業中にみていただいた志望動機書をもとに面接が行われ合格した。合格したことも嬉しかったが、なによりも教育学に関する知識を得たうえで自信を持って面接できたことが何よりも嬉しかった。
編入は大学入試と違い、専門的な知識が必要である。でも、自分のやりたいことが見つかればそれを勉強することは決して苦にはならないし、後に必ず役立つと思う。努力と根性があればきっと合格できるはず。編入を目指す皆さん、がんばって下さい。
最後まであきらめないで!
教育系