受験のきっかけは「ちっさなプライド?」から

 編入試験を終えてもう何ヶ月か経ちますが、勇気を出して編入試験にチャレンジしてみて良かったと思います。私は結果として第1、2志望には残念ながら合格出来ませんでしたが、広島大学から無事合格をいただきました。
 私が編入試験を受けようと考えたきっかけは私のちっさなプライド?でした。私の高校は進学校だったため、ほとんどの人が国公立か医学部を目指していました。しかし私は全く勉強していなかったため、残念ながら私の高校から誰も行かないような私立大学に進学しました(実際は一人いました)。国公立に行けなかった悔しさから当初は大学院で国公立に行こうと考えていましたが、編入試験があることを知り挑戦してみることにしました。
 私は現在農学部で同じような学部がある大学に編入しようと考えていました。基本的に農学部は専門である生物などの科目は必須ですが、私は高校生のとき物理・化学選択だったため生物が全くわかりませんでした。また化学や物理は受験勉強以降全く勉強する機会がなかったため、高校の内容ですら覚えていませんでした。そのため、なかなか勉強に取り組もうという気持ちが起きず、編入試験を受けようという気にならなかったです。もともと勉強が嫌いでしたし、全く勉強していなかったので国公立に行けず今の大学になったこともあり、なんとかモチベーションを上げて国公立に行こうとやる気を出すのは大変でした。私は関西に住んでいるため、まず初めに大阪の違う塾に通い始めました。この時点で1月でした。受験校を生物・TOEIC・化学しかないところに絞り込み、3カ月間の生物の授業と高校化学の勉強、TOEICを集中的に勉強しました。
 先にTOEICについてお話します。TOEICはなるべく早めに高スコアを取ることをオススメします。後になればなるほど、専門の勉強に追われるので3月頃までにTOEICを終わらせると後が楽になります(私は6月まで受けていたため、なかなか専門にとりかかれなかったです)。中ゼミの通信を始めたのは4月頃だったと思います。その時点でかなり遅いのですが大学の範囲を学ぶには中ゼミしかないと思いました。早速教材が届いて解いてみましたが、化学が全くできません。生物は塾の先生に質問しに行けたため何とかなりましたが化学はどうしようもありませんでした。そこで第1志望の学校以外の化学が必要な学校を受けることを諦めました。そして試験に小論文が必要な大学を受けることにしました。幸運なことに大阪の塾に小論文の授業があったため、生物と化学は中ゼミで、小論文は塾でしっかり勉強するようにしました。
 勉強嫌いな私はあまり集中力が続きませんでした。そんなときはスターバックスやTully’sなどのカフェでコーヒーを飲みながら勉強するとはかどりました。これは人によると思いますが、私の場合図書館のような静かなところは落ち着かないので、ガヤガヤうるさいカフェがあっていました。大学の授業の間もなるべく編入の勉強に費やしました。
 小論文の対策では新聞を読んでノートにまとめ、自分の意見を書くようにしていました。また、両親とその記事について議論したり意見を聞いたりしました。あとはニュース番組とかで特集している話題も見るようにしました。
 受験勉強をするためサークルを辞めていたので、夏休みは時間がありました。そこで私は中ゼミの夏期講習に参加しました。しかし、授業を受けてすぐに今のままではまだまだ足りないと思い知らされました。他校の過去問が半分くらいしか解けず、化学においては全くできませんでした。そんなときでも、中ゼミの先生方は丁寧に解説をして下さり励ましてくださったのが、とても励みになりその後のモチベーションにもつながりました。結果としては小論文とTOEICが試験科目の広島大学しか合格はしませんでしたが、試験勉強をしていく上で得た知識は、今の大学での授業の理解を助けてくれたりと、とても役に立っています。
 私は編入試験を終えてほっとしていると同時に、これからの新しい大学生活が楽しみで仕方ありません。編入試験は誰もが通る道ではないけれども、それに挑戦できる機会とその経験は私にとって大変貴重な財産となりました。私は編入試験を受けることを家族にしか相談していなかったため、孤独な戦いで諦めようと思ったことも多々ありました。しかし中ゼミでサポートしてくれた先生方や家族の支えによって、無事合格を勝ち取りました。最後に私の受験生活を支えて下さった先生方・家族・中ゼミでサポートして下さった先生方の皆さんにこの場をお借りしてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

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