自分に負けない強さがカギ

 私は大学受験に失敗し、受験に真面目に取り組む事ができなかったことに後悔していました。大学に入学できたことを祝ってくれたり合格を喜んでくれたりした人もいたが、私自身は全く満足していなく、大学に入学してからすぐに学校を変える方法を探しました。そこで知ったのが大学編入でした。「大学編入」とインターネットで検索すると真っ先にヒットしたのが中ゼミでした。過去問の数や先生たちの熱心な説明を聞いてすぐにでも入学したかったのですが、受講費は自分で払うと決めていたので夏期講習まで受講をみおくっていました。
 前期はとにかくバイトで受講費を稼ぐだけだったので、特に編入の勉強はなにもしていなく不安だけが日々増していきました。いざ夏期講習が始まると、小論文の書き方から英文法について先生たちが分かりやすく教えてくださり、自然と勉強に身が入りました。正直、大学受験の際に小論文と英語を元々やっていたので自信がありましたが、編入試験対策の小論文のお題は簡単ではなく、英語を訳すのにもすごく時間がかかり自信はなくなり、不安も大きくなっていくばかりでした。その不安を埋めるように私は朝登校前、電車の中、大学の休み時間、帰宅後などとにかく空いている時間に単語帳を開き1単語でも多く英単語を覚えるように意識し、復習も1日のノルマを決めコツコツやるようにしました。そして何よりも、同じ参考書を何度も繰り返し解きました。大学受験の頃はいろんな参考書を一回ずつ解いて何冊解いたかに満足感を感じていましたが、山崎先生が一冊だけ決めて何度も解く事が大事とおっしゃっていたのでとにかく何周も同じ参考書を解きました。
 小論文は先生とお題によって評価は異なりましたが、B以下の採点をもらったものはAをもらえるまで繰り返し提出しました。また、常に新聞やネットの記事に目を通すように意識しました。もともと勉強がすごく得意なわけではなかったので、社会学専門用語のネタ帳に絵を描いたり色を変えたり、自分が楽しく勉強に取り組めるように工夫していました。例えば、マックスウェーバーの写真を貼ったり、ドイツの国旗を描いたり、印象に残りやすいようにしました。
 ほぼ毎日中ゼミに通いながら、大学にも行って、バイトもして大変でしたが、あの時の努力があるからこそ「合格」できた今があると思います。また、編入という大きな壁を乗り越えられた事で“やればできる”という自信を持つ事ができました。私がここまでやれたのは山崎先生、赤田先生をはじめとする先生のサポートがあったからだと思います。本当にありがとうございました。
 これから受験を考えている方々へ。自分に負けない強さが編入試験という壁を壊すカギです。編入という決断は慎重になりやすいものですが、恐れずに自分を信じてチャレンジすることをお勧めします。春に大きな花を咲かせましょう!

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