専門学校から大学編入へ

 私は、専門学校を卒業してから浪人生として編入学に挑みました。実際は、専門学校二年生の時にも四校ほど編入学試験に挑戦しましたが、いろいろなものに手を出して中途半端だったために両立が出来ず、良い結果とならず、浪人する事に決めました。どうしても専門学校卒業という学歴と、栄養士として働くというのが嫌で編入学にこだわりました。どうせ浪人するなら予備校に通い、とことんやるというスタンスで中央ゼミナールに入学しました。
 専門分野の栄養学では、復習や応用という形で取り組みやすかった部分はありましが、自主的に国家試験の過去問題集に取り組んでいる時は、難しくて毎回苦戦しそうになりました。ですが、国家試験に沿った勉強をしていたからこそ、深く理解できたこともあり、合格に繋がったのだと思っています。
 小論文の授業では、毎回学び得るものがありました。医療系小論文のコースでは、毎回厳しい評価でメンタルをやられましたが、反面活力になったのも確かです。もう小論文を書けないと開き直ることは日常茶飯事で、だけどそれてもくじけないで授業に出ることが私のモットーでした。今でもきちんとした小論文が書けるのかと言ったら分かりません。しかし基礎を知るためにも本当に小論文の授業を受けて良かったと思っています。
 それから、一番お世話になったのは、言うまでもなく宍戸先生です。面接と小論文の添削に関してご指導頂きました。宍戸先生の、「やる気のある子は毎回小論文を見せに来る」という過去のお話を聞いて、私も毎回小論文を書いて見せるという習慣付けをしました。そのおかげで、受験本番で練習しておいた課題が出た時にはスラスラと手が進みました。そして、なるべく多く個別面談の予約を取ることで宍戸先生とのコミュニケーションをとり、私自身のことを理解して頂きました。その結果、親身な指導をしてもらい、時に厳しく助言を頂いたことで頑張ることができたと思っています。家でも面接練習した甲斐があり、本番では緊張せずに臨めたことが、とても嬉しく思いました。
 予備校に入学すれば、絶対に合格できるだろうなどと甘い考えもありましたが、一度落ちて現実を見直し、更に粘り強く頑張り、更に中央ゼミナールのサポートのおかげで合格できたと思っています。編入学合格という結果を出すことで、少しは自分に自信を取り戻せた気がします。これからも、この努力を無駄にせず、頑張っていきたいです。

タイトルとURLをコピーしました