ハンディキャップに負けない強い意志

 ①何をしたいのか曖昧、②TOEICの受験経験ゼロ、③小論文を書いたことがない、④前大学の専攻が英文学のため社会科学の知識はゼロ、⑤小学生以来、本を読んでいない、⑥常用漢字さえも危うい、⑦大学に通いながらの受験、⑧大学の授業の出席が厳しく課題は非常に多い、⑨1日の通学時間が8時間、など様々なハンディキャップを抱えた私でしたが、これらを乗り越え、第一志望の合格を掴み取ることができました。以下では、この中で最も困難な壁となったTOEIC受験と通学時間についてお話をしたいと思います。
 お茶大生活科学部の受験にTOEICのスコア提出が必須であることを私が知ったのは、5月の中旬でした。このころはまだ中ゼミに入校してから一ヶ月しか経っていない時期でしたが、お茶大の出願に間に合うTOEICの試験は、あと2回しか残されていませんでした。過去の合格者は、中ゼミに来る前からTOEIC700以上のスコアを有する方ばかりだったと知り、かなり焦りを感じたことを今でも覚えています。一度目のTOEICのスコアは400点代で、お茶大出願どころか、TOEIC全受験者の平均さえ下回りました。しかし私は、一度決めたことはやり通さなければ済まない性分であり、落ち込むどころか、その散々な結果に奮い立たされました。結果が出てから2度目のTOEIC受験までの2週間、死に物狂いで勉強しました。その結果、非常に短期間でTOIECのスコアを200上げることができました。お茶大受験者としては、それでもスコアは低い方でしたが、最後まで諦めなかった気持ちが実ったのだと思います。
 次に、もう一つの大きな悩みであった通学距離についてです。私は実家が千葉、大学が横浜、さらに週6で中ゼミに通っていて、1日の通学時間は8時間にも達していました。これは1日24時間のうちの3分の1の時間に値します。大学の授業が1限から始まる日は、朝の4時に起きました。さらに乗車時間帯はサラリーマンラッシュで、毎朝・毎晩、スーツのおじさんたちに押しつぶされ、時間も体力も消耗してしまい、かなり辛かったです。特に学校の期末試験、レポート、出願前最後のTOIEC、中ゼミの授業が重なった時期は、一週間ほぼ睡眠ゼロで乗り切りました(しかし、睡眠時間を削ってまで試験勉強をすることは、あまりオススメしません!笑)。
 中ゼミ生には、大学休学していたり、短大をすでに卒業していたり、あるいは家が中ゼミから近いなどの好条件を持つ人も多く、彼らに比べ私は不利な状況だったと思います。しかしそれらを理由に、他の編入を志す人々には絶対に負けたくはありませんでした。何とか理由をつけて勉強しないことは、甘えであり、自分自身への敗北だと思っていたからです。時間の面で言えば、私は他の生徒よりも明らかに不利であるからこそ、休日の使い方やスキマ時間の使い方、効率を誰よりも考えました。TOIECのスコアに関しても、時間に関しても、その時の状況から不可能と決めつけることなく、わずかな可能性を信じ、全力を尽くしたことが勝因だと思います。途中で「もう無理だ」と判断しては、ほんの少しの希望もゼロになってしまうのです。このモチベーションを約半年間維持し続けることができたのは、応援して下さった中ゼミの先生方、さらに中ゼミでのかけがえのない戦友たちのおかげです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。多くの不利条件を抱えていたことから、私がお茶大に合格するなんて、自分自身を含め、誰一人として思っていませんでした。「絶対に合格したい」という気持ちがこれほどまでに力を発揮するのか、と今回の受験を通して知ることができました。編入を決意した時の気持ちを決して忘れず、編入学試験に挑戦してほしいです。

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